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Word 段落の書式【第4章,難易度★★☆☆☆基本編】

(難易度:★★☆☆☆)

書類を作成していると、文書全体を同じ書式で文字を書き進めるということは稀で、段落ごとに体裁を整えたいということがよくあるかと思います。そこで、この記事では、Wordで文書を作成する際の、段落ごとの書式設定を解説します。

※この記事は、Microsoft 365のWordを利用して説明しています。他のバージョンのWordでは、操作方法が異なる場合があります。

Word 段落について

段落の設定について解説をする前に、まずはWordにおいて「段落」とは何かを確認しておきましょう。
Wordでは、改行から改行までの文字列を段落として扱います。改行したい文字にカーソルをあわせ、enterキーを押すと改行できることは、すでに別の記事で説明しました。enterキーを押すと、改行のマークが付いて、行が変わりますが、これで現在の段落が終わり、次の段落へと移動したことになります。
また、段落に関する機能は、ホームタブのリボンにある段落という項目に、まとまっています。この項目の右下には矢印のようなマークが付いていますが、このマークをクリックすると、段落設定のための別ウィンドウが表示され、詳細を設定することができます。


段落について

Word 箇条書きとリスト

Wordには箇条書きや、先頭に番号の付いたリストを作成する機能があります。箇条書きやリストは、1項目が1段落になっていますので、Wordでは段落設定の機能の1つとして扱われています。
まずは、箇条書きやリストにする範囲を選択します。そして、ホームタブのリボンにある段落の項目で、箇条書きにするのであれば箇条書きのアイコン、番号付きのリストにするのであれば段落番号のアイコンをクリックします。そうすると、選択した範囲の段落が、箇条書きや番号付きのリストに変更されます。


箇条書きとリスト

箇条書きの先頭にある記号や、リストの先頭にある数字のスタイルは、変更することが可能です。リボン内で箇条書きや段落番号のアイコンの右側にある▼をクリックします。そうすると、スタイルの一覧が表示されるので、使いたいものをクリックします。
文書中で、箇条書きやリストが設定されている段落は、先頭の記号や数字をクリックすると背景がグレーになるので、確認することができます。
また、箇条書きやリストが設定されている段落で改行すると、箇条書きやリストの次の項目が自動で作成されます。


箇条書きやリストの設定

箇条書きを作成するときに、必ずしもWordの箇条書きの機能を使わなければならないということではありません。番号付きのリストも同様です。ただし、Wordの機能を利用しないと、縦の位置を揃えづらかったりするため、Wordの機能を使った方が、簡単できれいに作成することができると言えるでしょう。

Word インデント

インデントとは、行頭にスペースを挿入し、左端に空白を作る機能のことを言います。ホームタブのリボンにある段落の項目に、インデントを調整する2つのアイコンがあります。右のアイコンをクリックすると段落全体が右へ移動し、左のアイコンをクリックすると段落全体が左へ移動するので、インデントを調整することが可能です。


インデント

段落の詳細設定を利用すると、インデントの大きさを字数で設定することができます。
また、段落の1行目の先頭だけ空白を入れたり(字下げ)、1行目はそのままで、2行目以降の先頭に空白を入れたり(ぶら下げ)することも、インデントの設定で行います。


字下げ、ぶら下げ

Word タブ

下図のように、項目と内容を1行に記載する際、2行目以降の縦位置を揃えるには、どのようにしたらよいでしょうか。スペースキーを押しながら空白を調整して、縦を揃える方法をまずは思い浮かべるかと思いますが、実は、フォントによっては文字ごとに幅が異なるため、きれいに縦を揃えられないことがあります。
ここで役に立つのが、tabキーを使って入力する、タブと呼ばれる空白です。tabキーを使うと一定の幅で移動するため、下図で言えば、内容の先頭の位置を揃えることができます。初期設定では、tabキーを使うと4字ずつ移動します。
また、tabキーを押しても、カーソルが移動するだけで通常は何も表示されないため、スペースキーを使って入れた空白とtabキーを使って入れた空白を見分けることはできません。
そこで、タブが設定された空白を確認するためには、編集記号を表示させます。編集記号を表示させるには、ホームタブのリボンで段落の項目にある「編集記号の表示」アイコンをクリックします。そうすると、タブが設定された空白には、矢印の形をしたタブのマークが表示されます。


タブ

Word 左揃え、中央揃え、右揃え

Wordでは、左揃えで文字を入力していきますが、中央揃えや右揃えにしたい場面があります。例えば、タイトルを行の中央に表示したいとき(中央揃え)、行の左端にスペースキーやtabキーを使って空白を入れるのでは、どの位置が行の中央なのかはっきりしませんし、中央に移動できたとしても、タイトルを変更して文字数が変わると中央ではなくなってしまいます。インデントで調整することもできますが、それでも同じです。
Wordには、文字列の配置を設定する機能があります。日本語の場合、文字列の配置には、左揃え、中央揃え、右揃えの3種類ありますが、これを段落ごとに設定することができます。文字列の配置を設定するには、設定したい段落にカーソルをあわせます。段落内であれば、カーソルがどこにあっても構いません。ホームタブのリボンにある段落の項目で、左揃え、中央揃え、右揃えのアイコンをクリックすると、それぞれの揃えに変更されます。
冒頭で例にしたタイトルも、中央揃えを設定すれば、簡単に行の中央に表示することができます。


左揃え、中央揃え、右揃え

まとめ

この記事では、段落の書式設定を解説しました。箇条書きとリスト、インデント、タブ、配置について説明しましたが、これらの操作ができるようになると、思うままに段落の体裁を整えることが可能になるでしょう。よく使う機能ばかりなので、この記事を参考に、ぜひ習得してください。Wordの操作(導入編) Wordでできること【第1章,難易度★☆☆☆☆基本編】Wordの基本操作と名称【第2章,難易度★★☆☆☆基本編】Word ページのレイアウト【第3章,難易度★★☆☆☆基本編】Word 段落の書式【第4章,難易度★★☆☆☆基本編】Word 表・画像・ワードアートの挿入【第5章,難易度★★★☆☆基本編】Word 文章校正ツール【第6章,難易度★★★☆☆基本編】Word 目次の作成【第7章,難易度★★★★☆基本編】Word 差し込み文書(宛名印刷)【第8章,難易度★★★★★応用編】Word,ワード 使い方まとめ初心者~プロまで【全1章~8章】PowerPoint,パワーポイント 使い方まとめ初心者~プロまで【全1章~7章】Excel,エクセル 使い方まとめ初心者~プロまで【全1章~8章】Photoshopの使い方!初心者むけ最短上達の方法!写真加工などをプロが教える