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Word ページのレイアウト【第3章,難易度★★☆☆☆基本編】

(難易度:★★☆☆☆)

この記事では、Wordを利用して文書を作成するために、ページのレイアウトの仕方を解説します。この記事の内容が分かると、それぞれの書類や印刷物の形態にあわせて、文書を作成することができるようになります。

※この記事は、Microsoft 365のWordを利用して説明しています。他のバージョンのWordでは、操作方法が異なる場合があります。

Wordの用紙サイズ

文書の作成を始める際は、まず始めに用紙サイズを設定しましょう。用紙サイズによって、1ページに入力できる文字数などが変わるため、一番初めに設定することが大切なのです。用紙サイズの設定は、レイアウトタブのリボンにあるページ設定の項目から、「サイズ」を選ぶことで設定できます。


ページ設定

ここに表示される用紙サイズ一覧は、プリンターとも連動しているため、これから作成しようとしている文書の用紙サイズが表示されないこともあります。用紙サイズが一覧に表示されなくても、心配する必要はありません。用紙サイズは1mm単位で任意のサイズに設定することができます。
用紙サイズ一覧の一番下にある「その他の用紙サイズ」をクリックします。そうすると、ページ設定のウィンドウが表示されます。用紙タブの中に「用紙サイズ」という項目がありますので、幅と高さを入力しましょう。入力ができたら、「OK」をクリックします。


任意の用紙サイズを設定

Wordの縦書き/横書き

日本語は縦書きで文書を作成する機会がありますが、Wordは縦書きの文書にも対応しています。縦書きにするには、レイアウトタブのリボンにあるページ設定の項目で、「文字列の方向」をクリックします。一覧が表示されるので、「縦書き」を選択します。
縦書きを選択すると、自動的に印刷の向きが横に変わってしまいます。用紙を縦に使いたい場合は、後で説明する方法で、印刷の向きを縦に変更します。


縦書き/横書き

また、縦書きにすると、全角文字は縦になるのですが、半角で入力した英単語や数字は横書きのままで表示されてしまいます。そのため、日付のように数字と漢字が混在するような部分は、とても見づらくなります。
これを数字の向きを変えて見やすくするためには、「縦中横」という機能を使って、該当する部分を修正していきます。縦に向きを変えたい数字を選択して、ホームタブのリボンにある段落の項目で、「拡張書式」のボタンをクリックします。拡張書式のボタンは、Aの上に左向きと右向きの矢印が付いたアイコンです。ここをクリックすると、「縦中横」という項目がありますので、これをクリックします。


拡張書式

縦中横のウィンドウが表示されるので、プレビューを確認して、「OK」をクリックします。そうすると、数字の向きが縦向き変ります。


縦中横

Wordの段組み

ページを2つや3つのブロックに分けて文章を書き進める段組みの設定ができます。レイアウトタブのリボンにあるページ設定の項目で、「段組み」をクリックします。そうすると、段数の一覧が表示されるので、希望するものを選択します。


段組み

段組みの段数を3段よりも多くしたい場合や、段の幅を細かく設定したい場合などは、一覧の一番下にある「段組みの詳細設定」を選択します。
段組みの詳細設定をクリックすると、段組みのウィンドウが表示されますので、段数や段の幅などの詳細を設定します。なお、段組みは、文書全体に設定することも、部分的に設定することも可能です。段組みの詳細設定の中にある「設定対象」を変更することで、適用範囲を選べます。


段組みの詳細設定

Word 印刷の向きと余白の設定

レイアウトタブのリボンにあるページ設定の項目には、「余白」と「印刷の向き」というボタンがあります。
印刷の向きは、用紙を縦長に使うか、横長に使うかを設定できます。
また、「余白」のボタンでは、余白の大きさを選べます。「標準」や「狭い」など、既定のサイズの余白が一覧にありますが、任意の値に設定することも可能です。余白を任意の値にするためには、一覧の一番下にある「ユーザー設定の余白」をクリックします。


印刷の向きと余白の設定

「ユーザー設定の余白」をクリックすると、ページ設定のウィンドウが表示されますので、余白タブの余白の項目に、任意の値をmm単位で入力します。ただし、ここであまり小さな値を入力してしまい、余白が小さくなり過ぎると、プリンターには印刷可能領域がありますので、印刷の際にプリンターが対応しておらず、印刷できないこともありますので、注意が必要です。


ユーザー設定の余白

Word ヘッダーとフッター

ここでは、ヘッダーとフッターについて解説します。ヘッダーやフッターは、ページ番号を入れたり、日付を入れたりするときに、便利な機能です。

ヘッダーとフッターとは

通常の文書編集領域の上側にある余白をヘッダー、下側にある余白をフッターと言います。ヘッダーとフッターが、通常の文書編集領域と異なるのは、ヘッダーとフッターに入力した内容は、すべてのページに同じように出力されることです。そのため、文書にページ番号を入れたい場合や、すべてのページに文書のタイトルや日付を入れたい場合などには、このヘッダーやフッターを使います。


ヘッダーとフッター

ページ番号の挿入

ヘッダーとフッターの中でも、特に頻繁に利用するのがページ番号でしょう。Wordでも、ページ番号の挿入は、そのための機能が独立しており、簡単にページ番号を挿入できるようになっています。
まずは、挿入タブのリボンにあるヘッダーとフッターの項目で、「ページ番号」をクリックします。そうすると、ページ番号に関する項目が表示されるので、フッターにページ番号を挿入するのであれば、「ページの下部」をクリックします。次に、ページ番号の書式一覧が表示されるので、好みのスタイルを選択します。


ページ番号の挿入

フッターに選択したスタイルのページ番号が挿入され、ページ番号の数字も、自動的に更新されますので、確認してみましょう。


ページ番号

ヘッダーとフッターの挿入

ヘッダーを編集するためには、挿入タブのリボンにあるヘッダーとフッターの項目で、「ヘッダー」をクリックします。そうして表示された項目の中から、下部にある「ヘッダーの編集」を選びましょう。フッターを編集する場合も、操作は同様です。


ヘッダーとフッターの挿入

ヘッダーの編集を選択すると、カーソルがヘッダーへと移動し、ヘッダーを編集できるようになります。ここに直接入力することもできますし、ヘッダーヘッダー編集時に表示されるヘッダーとフッタータブのリボンにある挿入の項目から「日付と時刻」や「ドキュメント情報」などを選んで、ヘッダーに挿入することもできます。また、ヘッダーに入力できるのは文字だけでなく、画像を挿入することもできます。会社のロゴなどを挿入したい場合に便利です。


ヘッダーの編集

まとめ

この記事では、ページ全体のレイアウトに関係する設定を解説しました。ここまで操作ができるようになると、それぞれの書類にあわせた体裁のよい文書を作成することが可能です。ぜひこの記事を参考に、Wordを活用してみてください。Wordの操作(導入編) Wordでできること【第1章,難易度★☆☆☆☆基本編】Wordの基本操作と名称【第2章,難易度★★☆☆☆基本編】Word ページのレイアウト【第3章,難易度★★☆☆☆基本編】Word 段落の書式【第4章,難易度★★☆☆☆基本編】Word 表・画像・ワードアートの挿入【第5章,難易度★★★☆☆基本編】Word 文章校正ツール【第6章,難易度★★★☆☆基本編】Word 目次の作成【第7章,難易度★★★★☆基本編】Word 差し込み文書(宛名印刷)【第8章,難易度★★★★★応用編】Word,ワード 使い方まとめ初心者~プロまで【全1章~8章】PowerPoint,パワーポイント 使い方まとめ初心者~プロまで【全1章~7章】Excel,エクセル 使い方まとめ初心者~プロまで【全1章~8章】Photoshopの使い方!初心者むけ最短上達の方法!写真加工などをプロが教える