Windows11がマイクロソフトから発表
2021年6月25日の金曜日、マイクロソフトは新OS 「Windows11」をYoutube上で正式に発表しました。リリースは10月5日。
Windows 11では、ユーザーインターフェースの変更、新しいWindowsストア、そしてパフォーマンスとマルチタスクの改善が大きな焦点となっています。また初めて、Androidアプリを実行する機能を標準で備えています。詳しく見ていきましょう。
Windows11がYoutubeで発表
Windows 11 インストール方法
まず前提として、お使いのPCがWindows 11に対応している必要があります。PC 正常性チェック アプリを使用すると、お使いの PC で Windows 11 を実行できるかを確認できます。
ダウンロードしたファイルをインストールした後、PC 正常性チェックを起動すると次の画面が出てきます。
赤枠で囲った、【今すぐチェック】をクリック。
このように表示されたら、Windows 11のインストールが可能です。
Windows 11のインストール方法は大まかに3つの方法があります。
- Windows Update からインストール
- インストールアシスタントを使用する
- インストールイメージ(ISOファイル)を使用する
Windows Update からインストール
[スタート] > [設定] > [更新とセキュリティ] > [Windows Update] > [更新プログラムのチェック] の順に選択します。そして以下の画面に「Windows 11へのアップグレードの準備が出来ました」が表示されるとWindows 11をインストールすることができます。そして【ダウンロードとインストール】をクリックするとアップデートが始まります。
インストールアシスタントを使用する
Windows Updateに「Windows 11へのアップグレードの準備が出来ました」が出てこない場合は手動でアップグレードをする必要があります。そのために使用するのがインストールアシスタントというソフトです。
【今すぐダウンロード】をクリックします。ダウンロードしたソフトを起動させると
ダウンロードが始まり、次にインストールが始まります。
インストールが完了すると再起動するよう画面に指示が出てきますので【今すぐ再起動】をクリック。「更新プログラムを構成しています コンピューターの電源を入れたままにしてください」と表示されるのでしばらく待機します。
ログイン画面が表示されました。ログインした後「PCをコンセントに接続して電源を入れたままにしておいてください。PCの電源を切らないでください」と表示されるので待機。
Windows 11にアップグレード完了です。
インストールイメージ(ISOファイル)を使用する
組み立てたばかりの自作PCにWindows 11をインストールしたい場合や、すべて初期化するクリーンインストールをしたい場合はインストールイメージを使用します。
【今すぐダウンロード】をクリックします。ダウンロードしたソフトを起動させると
【同意する】をクリック。
言語とエディションを確認し【次へ】をクリック。
使用したいメディアを選択。ここではUSBメモリーを選択しています。【次へ】をクリック。
挿してあるUSBメモリーか確認します。【次へ】をクリック。
ダウンロードが始まります。
メディアを作成しています。
インストールメディアの完成です。このインストールメディアを使用したWindows 11のインストール方法は、大変分かりやすい動画がありますので是非ご覧ください。
Windows11基本的な使い方
スタートボタンとタスクバー
これがWindows 11 のデスクトップ画面です。今までスタートボタンは左下にありましたが、今回からセンターに設置されています。
赤枠で囲った所がスタートボタン。
今まで通り左下にスタートボタンを配置することも出来ます。
タスクバー上、何もないところで右クリックすると「タスクバーの設定」が表示されるのでクリック。
「タスクバーの動作」をクリック。
「中央揃え」をクリックした後、「左揃え」をクリック。
昔ながらの位置になりました。
スリープ、シャットダウン、再起動、サインアウトの方法
「スタートボタン」をクリック。
「電源」をクリック。
「スリープ」「シャットダウン」「再起動」を選択します。
サインアウトのときは「アカウント」をクリック。
「サインアウト」をクリックします。
エクスプローラー
Windows 11ではエクスプローラーでの表示が変更になりました。
今までのリボンがなくなりアイコンが表示されるようになってシンプルになりました。
アイコンを拡大した画像です。左から、「新規作成」をクリックすると、フォルダー、ショートカット、テキストなどを作成することが出来ます。ハサミのアイコンから「切り取り」「コピー」「貼り付け」「名前の変更」「共有」「削除」となっています。
ちなみに、上の画像のようにローカルディスクの保存容量が表示されなくなってしまった場合、
「表示」をクリックした後、「並べて表示」をクリックすると、
ローカルディスクの容量が表示されるようになります。
右クリックメニュー
Windows 11では右クリックメニューの表示が変更になりました。
右クリックメニューの画像です。先程のエクスプローラーと同じようによく使う操作がアイコンで表示されています。ハサミのアイコンから「切り取り」「コピー」「名前の変更」「共有」「削除」となっています。
切り取りやコピーをしたあとは、「貼り付け」だけが表示されます。
また右クリックメニューの一番下「その他のオプションを表示」をクリックすると、
Windows10のときのような右クリックメニューが表示されます。「Shiftキー+F10キー」のショートカットキーでこのメニューをすぐに表示させることが出来ます。
スナップウィンドウの使い方
Windows 10にもスナップ機能は有りましたが、Windows 11では更に機能が追加され使いやすくなっています。
ウィンドウのタイトル バーを選択し、画面の端までドラッグします。 アウトラインは、ウィンドウをドロップするとウィンドウがスナップされる場所を示します。
左端にドラッグした時。
左上角にドラッグした時。
上部中央にドラッグした時。
同じことをキーボードでも行うことが出来ます。スナップするウィンドウを選択し、Windows ロゴキー +左方向キーまたは Windows ロゴ キー + 右方向キーを押して、ウィンドウを目的の画面の横にスナップします。 スナップ後に隅に移動できます。 ウィンドウを選択した後、Windows ロゴキー +上方向キーまたはWindows ロゴキー +下方向キーを押して目的の隅に移動します。 ウィンドウは、画面の 4 分の 1 である、可能な限り最小の状態になります。 次に、Windows ロゴキー+ 方向キーを使用して、必要な場所に移動できます。
スナップレイアウトという機能もあります。ウィンドウの最大化ボタンにマウス ポインターを合わせるか 、Win キーを押しながら Z キーを押すと、スナップ レイアウト画面が出てきます。その後スナップレイアウトの画面で置きたいところをクリックするとその位置にウィンドウが移動します。他にもウィンドウが表示されていると、空いているレイアウトから選ぶことが出来ます。
仮想デスクトップの使い方
仮想デスクトップ機能を使うと、ディスプレイが一つしかない環境や、ノートパソコンなどでも作業領域が広がり作業がしやすくなります。
赤枠で囲った所が「仮想デスクトップ」のアイコンです。カーソルを持っていくと、
このような表示になるので、「新しいデスクトップ」をクリック。
仮想デスクトップが追加されました。また「デスクトップ 2」と書かれているところをクリックすると、
文字を入力することができるようになり、自分で分かりやすい名前をつけることが出来ます。
ゲーム用の背景画面を変えてみましょう。
デスクトップ上で右クリック。メニューが表示されるので「個人用設定」をクリック。
「背景」を選択。
好きな画像を選択します。黒っぽい背景を選択してみました。この状態で「仮想デスクトップ」アイコンにカーソルをもっていくと、
元のデスクトップとゲーム用デスクトップで背景の違いが変更されたままになっているのがわかります。
ウィジェットの使い方
ウィジェットとは自分の興味のあるニュースや、情報、天気などを確認できる機能です。自分好みにカスタマイズすることが出来ます。
赤枠で囲った所が「ウィジェット」のアイコンです。クリックすると、
このような画面が左端に現れます。「ウィジェットを追加」をクリック。
興味のあるウィジェットを追加できます。+ボタンをクリックします。仮にエンターテイメントを追加してみましょう。
新しいウィジェットが追加されました。
ウィジェットの設定や、削除を行いたい場合は各ウィジェットの右上のボタンをクリックするとメニューが出てきます。
さらに細かくウィジェットをカスタマイズしたい場合、「ウィジェットを追加」をクリックした後「関心の個人設定」をクリックします。
するとwebページに飛び、沢山の種類の中からお気に入りのウィジェットを追加することが出来ます。
Windows11 無料Officeの使い方
Office on the webはWord、Excel、PowerPoint などを無料で使うことが出来ます。使いやすくするために、Microsoft StoreからOfficeをインストールするところから解説していきます。
タスクバーから「Microsoft Store」をクリックします。
赤枠で囲った検索窓に「Office」と入力します。
赤枠で囲った「Office」をクリック。
「入手」をクリックするとダウンロードが始まります。
ダウンロードとインストールが完了し、「開く」になったのでクリック。
サインインしていない場合この画面が出るので、「サインイン」をクリック。
持っているアカウントの種類を確認し、「続行」をクリック。
アカウントとパスワードを入力します。
これがOfficeのホーム画面です。
左側の赤枠で囲ったところから、Word、Excel、PowerPointを選ぶことが出来ます。
Word
テンプレートの「MLAスタイルの論文」を表示したところ。
Excel
テンプレート「エバーグリーンカレンダー」を表示している画像。
PowerPoint
テンプレート「マディソン」を表示したところ。
Windows 11においてWeb版Officeを使用するのに問題は全くありませんでした。今までのWindows 10と同じ感じで使用できるでしょう。
Windows11 ゲーム画面
下記の環境で、メジャータイトルゲームを起動させてみました。
CPU…AMD Ryzen 5 1600 (AF)
CPUファン…AMD Wraith Prism
GPU…GTX 1660 Ti
マザーボード…TUF B450M-PLUS GAMING
Fortnite
安定してFPSが出ており、プレイに問題は有りませんでした。
Apex Legends
FPSのリミッターを解除しています。150FPS以上出ているので十分な性能です。
VALORANT
こちらも無事に起動し、安定したFPSが出ています。
Windows 11はある種のゲームのFPSが低下する問題が発生しているようですが、こちらの環境ではあまり感じませんでした。お使いになるゲームや、ソフトウェアがWindows 11に対応しているかどうかよく確認して、問題が無いようであればアップグレードをした方が良いでしょう。
Windows11スペックまとめ
Windows11の新たに発表されたスペックをまとめていきます。
1.Androidアプリが使用可能に
ついにAndroidアプリが使用可能になりました。
2.ダークモードが選択できるようになる
Mac PCなどで見られるダークモードが使用可能になりました。通常モードも選択可能で、好みに応じてカスタマイズできます。
3.レイアウトが自由にカスタマイズ可能
レイアウトのデザインを自分好みにカスタマイズすることができるようになりました。何種類かテンプレートが用意されており、そちらでカスタマイズできます。
4.メニューがセンターに
メニュー画面がセンターに。これは恐らくこれまで通りのサイド表示も選択できるようになっているかと思うのですが、センター表示になっていることがアピールされています。
5.Windows Widgetで最新情報が入手可能に
ウィジェットから最新情報を入手することができるようになります。
6.ゲームの画実が大幅向上
新たな技術によってオンラインゲームの画質が向上します。
7.パネルの動作に合わせて振動
最近のiPadのようにタッチペンの挙動に合わせてタブレットが振動
8.データの読み込みが高速化
APIの性能によりゲームの読み込みなどの速度が大幅に向上
9.チェックアプリで互換性が確認可能
互換性の有無のチェックアプリで調べる事ができます。
10.低スペックなPCでも動作可能
2コア以上の64ビット互換プロセッサーとあり、初期のRyzen辺りまでサポートされるそうです。このサポート対象のCPU、GPUは頻繁に更新されており、最終的にはかなり前に発売されたモデルまでサポートされそうな流れです。
Windows11の新しくなったユーザーインターフェース
Windows11で一番最初に気になる変更点は、スタートメニュー&タスクバーの位置かもしれません。
今までのWindowsシリーズでは、左下の角にスタートメニューが配置されておりそこから、プログラムを起動したり、Windowsの設定や終了を行なっていました。
Windows11ではこれまでの伝統を打ち破り、スタートメニュー&タスクバーがセンターに配置されます。
少しMacのDockに似ている気がします。
最近は、複数のモニターを繋いで作業する人も増えています。モニターが増えれば増えるほどスタートボタンを押すための左下までのマウスのカーソルの移動が、地味に面倒くさかったりしましたが、その不満が少しは解消されそうです。
ダークモードに変更することも可能です。
これまでのwindowsではたくさんのウィンドウを開いていたときに、スナップレイアウトを使って並べ替えをすることができましたが、左右に1画面ずつ、上下に1画面ずつ、そして4等分のみで、あまり細かい設定はできませんでした。
Windows11では新しいスナップレイアウトが使えるようになります。
3つのウィンドウを並べて表示したい場合。
スナップレイアウト用の新しいメニューが追加。
今までになかった複数の配置が用意されており、好きな配置を選ぶことができます。この三等分のレイアウトを選択すると、、、
キレイに三等分されたレイアウトになり、大変見やすくなりました。仕事の作業効率も上がりそうです。
Microsoft TeamsがWindows11でタスクバーに統合
コロナウィルスの影響によって、オンラインで会議や、連絡を取り合う機会が格段に増えました。WIndows11では自社製品であるコミュニケーションツール、Microsoft Teamsを標準で搭載し、タスクバーに統合することにより使いやすさを向上しています。
タスクバーに統合されたMicrosoft Teams
タスクバー上のTeamsをクリックすると、すぐに連絡先一覧が表示。
そのままビデオ会議を楽しむことができます。
Windows 11のTeamsは、Windows、Android、iOSなど、プラットフォームやデバイスを問わず、どこにいても、個人的な連絡先のすべてとテキスト、チャット、音声、ビデオで即座につながることができます。
もし相手がTeamsアプリをダウンロードしていなくても、双方向のSMSで接続することができます。
また、Windows 11では、Teamsを通じて友人や家族とより自然な形でつながることができ、ミュートやミュート解除、プレゼンテーションの開始などをタスクバーから直接行うことができます。
Windows Widgetで最新情報を素早く入手
これまでWindowsのパソコンで作業をしていても、気になるニュースや天気予報、様々な通知をチェックするためにわざわざスマホを取り出して確認していたかもしれません。
しかし、Windows Widgetでは、作業の邪魔にならならずに知りたい情報を入手することができます。
画面左側にあるのが新しくなったWindows Widgetです。すりガラスのような感じで後ろの背景が透けているのがわかります。
画面いっぱいに拡大することもできます。天気予報、カレンダー、写真、為替、ToDoリスト、地図、ニュースなどを表示させることができる。
Windows11は操作性が向上している
Windows11ではパソコンだけではなく、タブレットで使用する場合の操作性も調整されています。
キーボードのないタブレット端末で使用する場合のタッチ操作が改善されています。タスクバーのアイコンとアイコンの間のスペースが広がりました。ウィンドウのサイズ変更や移動をわかりやすくするために、合図やジェスチャーが追加されています。
また、スタイラスペンの使用の際、ハプティクス機能があります。ハプティクスとは、利用者に力、振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得るテクノロジーのことです。これにより、クリックして編集やスケッチをする際に、振動を聞いたり感じたりすることができます。音声入力も強化され、自動的に句読点を打ったり、音声コマンドを入力したりすることができます。
マーカーや線を引いたときに振動する。
Windows11のゲーム機能の強化
Window11ではゲームの性能も向上しています。「Auto HDR」という技術が搭載されます。これは、XboxシリーズS / Xに搭載されている技術で、Windows 11専用となり、HDRをサポートしていないゲームにHDRを追加し、グラフィックの質を向上させることができます。
オートHDRは、DX11およびDX12を使用するすべてのゲームと互換性があり、何千ものゲームをサポートします。使用するモニターがHDRに対応している必要があるので注意。
Auto HDRの比較画像。Auto HDRのほうが、はっきりと鮮やかに表示されているのがわかる。
また新たにDirect Storage APIも搭載されます。コンピューターのグラフィックカードを使用してビデオゲームの3DCGのモデルデータ、アニメーションデータ、音声データなど、制作に必要な各種素材データを「素早くロード」することで、コンピューターのCPUの負荷を軽減することができるそうです。
グラフィックカードが搭載されていないノートパソコンの場合、このDirect Storage API機能がどのように機能するかのはまだわかっていません。
Direct Storage API
Windows11ではMicrosoft Storeが見やすくなる
今までとは違い、すっきりした印象。
新しいMicrosoft Store には有名なパートナーも参加しています。AdobeのCreative Cloud、ZoomとDisney+を利用できます。
Microsoft Store内Adobeのページ。
Windows11でAndroidアプリのサポート
いままで、Windows上でAndroidのアプリを利用する場合、BluestacksやNox Playerといったいわゆる、Androidエミュレータが必要でした。しかし、Windows11では新しくなったMicrosoft StoreでAndroid用アプリをダンロードし利用することが可能になります。
Microsoft Store内のAmazonのページからAndroid用アプリをダウンロードすることができる。
Windows上でAndroid用アプリのTik Tokが起動している。
普通のプログラムと同じように、移動させたり、並べて表示させることも可能。
Windows 11 のシステムの使用条件スペック
システムを使用するためのPCのスペックは以下のとおりです。
- プロセッサ→1ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
- メモリ→4 GB RAM
- ストレージ→64 GB 以上の記憶装置
- グラフィックス カード→DirectX 12 互換のグラフィックス / WDDM 2.x
- ディスプレイ→9インチ以上、HD解像度 (720p)
- インターネット接続→Windows 11 Home Edition のセットアップには Microsoft のアカウントとインターネット接続が必要です
かなり低いスペックのPCでも動くようになっています。デスクトップやノートPCでは近年発売されたものでは何の問題もなく動作するでしょう。また、この条件通りだと10年以上前のノートPCでも動かせるような内容ですが、グラフィックカードのDirect X12辺りが鍵になってくるので、そこまで心配する必要はないですが、これを機に古すぎるPCを買いなおすのもアリかもしれません。
新しいPCなのにWindows11に対応していないと表示される
BIOSモードがUEFIになっていない。
Windows 11は使用しているPCがセキュアブートに対応している必要があります。新しいPCは大体セキュア ブートに対応していますが、場合によっては、PC にセキュア ブート機能がないように見せる設定もあります。
自分のPCのBIOSモードを確認するには、「システム情報」から確認することが出来ます。ウィンドウズの検索フォームに「システム情報」と入力すると出てきます。
ここから確認できます。
TPM2.0が有効になっていない
筆者の環境では
実行できないと出てきてしまいました。システム要件は全て満たしていますし、比較的新しいパソコンなのに何がだめだったのでしょうか…
色々調べてみたところ、「トラステッド プラットフォーム モジュール 2.0」に対応している必要があるとのことでした。通称「TPM 2.0」と呼ばれるものは、コンピュータのマザーボードに直付けされているセキュリティに関する各種機能を備えたデバイスもしくはチップのことを指します。
自分のパソコンでTPMの状態を確認する方法は、Windowsのスタートメニューを右クリックすると表示される「検索」をクリックします。そして入力欄に「tpm.msc」と入力。
表示されたtpm.mscをクリックするとTPMのファームウェアバージョンが確認できます。
筆者の場合、最初 tpm.msc で確認したところ、TPM管理画面に「互換性のあるTPMが見つかりません」と表示されていました。これがWindows11に対応していないと言われた原因だとわかりました。
さらに確認してみると、マザーボードはTPM2.0に対応しているものの、BIOSで無効になっていることがわかりました。それでBIOS上でTPM2.0を有効にする作業を行います
TPM2.0を有効にする方法
ここではMSIのマザーボードでTPM2.0を有効にする設定をしていきます。
BIOS画面から設定に進みましょう。
セキュリティーを選択。
トラステッドコンピューティング。
セキュリティデバイスサポートを【Enable】に変更。AMDのCPUは「fTPM」、IntelのCPUは「PTT」を有効にするとTPM2.0機能に対応できます。
その後またPC 正常性チェックを起動してみたところ、
無事に対応することができました。
自分が使っているパソコンがTPMが対応しているか、また有効にする方法は、各パソコンやメーカーによって違いますので、しっかりと調べることをおすすめいたします。

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