RICHO THETA Vの使い方
VR撮影で最も普及しているハードウェアの一つであるRICOH THETAシリーズ。動画の4K撮影が可能となったRICOH THETA V
が販売となったので実際に使ってみた。
準備するもの
・Theta v…http://amzn.to/2DnQnal
・VR撮影に特化した専用の自撮り棒…https://amzn.to/2iMqPYO
・スマホ
・スマホアプリTHETA S(フリーソフト)

1、スマホとの接続
THETAは単体で機能を発揮できない。スマホ用アプリのTHETA SとWifiで連動させ、三脚か自撮り棒を使う必要がある。手持ち撮影だと360°の死角を作ってしまうからである。
まず電源を入れ、右側のWifiボタンを押すとWifiを飛ばす。
次にスマホのWifiをオンにして一覧からTHETA OSCに接続する。この時底面に書いてあるシリアルコードがパスワードになっているので入力する。
接続はスムーズだが、人混みの中になると反応が遅くなるので接続に時間がかかる。
2、THETA Sでの操作
シャッタースピードやiso、ホワイトバランスを細かく設定できる。
また画像のサイズや色温度も設定可能。
3、写真撮影
話題のガンダムを撮影したが、THETA Vの進化に驚愕した。この価格でついにここまできたか…という印象。
逆光ではフレアが頻繁に出るので注意が必要。 画質は上位のGO Proと比べても遜色無し。
4、動画撮影
こちらは動画の設定。サイズやマイクゲインを設定できる。シャッター速度やisoやホワイトバランスを設定する事ができない。強制オート撮影である。
写真の時ほど細かく設定はできない。画質は4Kになったことで格段に向上しており、商用レベルまであと一歩の所という印象。
夜間撮影
残念なのが夜間の動画撮影で、動画撮影では設定が強制オートなのでシャッタースピードやisoの調整が全くできない。下の画像のように動画では写真に比べて発行体がまるで映らない。この点は致命的だ。写真撮影ではisoやシャッタースピードをマニュアルで調節できるので発行体でも撮影できる。両方の差を比べてみてほしい。
データ編集
撮影データはTHETA+というソフトを使ってスマホ内で編集できる。明るさやコントラスト、色調やシーンを手軽に編集できる。
本格的な編集はAdobe Premireがおすすめ。
まとめ
THETA Vは格段に進化していた。同価格帯のVRカメラの中でも操作性や品質はトップクラスであろう。
ただ改善点や購入前に注意しておきたい点もあるのでまとめた。
1.内臓メモリ。SD外付けができず、30分程の撮影が限界なので、頻繁にPCにデータを移さなければならない。
2.撮影中アプリがライブストリーミングにならない。動画撮影中に映っている映像がスマホ画面で見れない。
3.夜間の動画撮影では発光体が全く映らない。isoやシャッタースピード、ホワイトバランスの設定ができない。
4.手ぶれ補正機能は無く、頂点補正機能。
5.バッテリーが内臓で、長くは持たない。一時間おきに充電する必要がある。
6.4K動画撮影は5分が限界。
以上の事を頭に入れて撮影や購入に臨みたい。

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