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GPUおすすめ人気ランキング15選2023年6月最新版(グラフィックボード,ビデオカード)プロが厳選

元PC店員が教えるおすすめのGPU!ここでは最近販売されたGPUの中から特におすすめのモデルご紹介していきます。2023年6月時点ではGPU価格が暴落しており、大バーゲンセールです。インフレでねらい目なのでタイミングが良いでしょう。当ページのランキングは実際にGPUの実物を使って検証された信頼性の高いランキングです。

おすすめGPUプロが厳選2023年6月最新版

当サイトではハイエンド~ローエンドの主要GPUの実物を全て購入し、それらをプロの元PC店員によって細かく検証されています。所有や検証もしてもいないGPUを紹介しているサイトではありません。企業提供やステマは過去にも一切しておりません。実物検証による真実のみを書いています。

GPUおすすめハイクラス:性能重視ランキング

1位:RTX 3080 NVIDIA Geforce



型番
NVIDIA GeForce RTX3080
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2020/09 108,000~ 320W 対応
メモリ 3DMARK
GDDR6X 10GB,12GB 18,400 詳細グラフ

性能的なコスパ面では最強と言えるGPUで断トツでオススメです。性能的にはRX6800XTより少し性能が上です。2000番台のハイエンド、RTX2080Tiを軽く超える性能を持ち合わせています。VRAMが12GBのモデルは後発で発売され、少々値段は上がりますがこちらの方が高性能なのでオススメです。

PCIe4.0に対応。併せて今後Resizable BARに対応すると、現在は多少性能アップ程度ですが、将来性は高いです。ゲーム面でも優秀で、レインボーシックスクラスの重めのCGゲーム等でもCPUさえそこそこの物を入れておけば200FPSを超えるほどの高いパフォーマンスを出せます。フォートナイトも勿論余裕です。またVRAMメモリも驚異の10GBを有しており、Adobe Premiere Proにも不自由なく対応しています。CGのプレビューなどのクリエイト用途でかなり負荷がかかった状態でも不自由なく使えます。DeepLearning目的で利用するなら、サイズ、消費電力、価格などを考えてRTX3090も選択肢に入ると思われます。

メリット
  • ゲーム用途にかなり強い
  • VRAMが10GB or 12GBと多くクリエイト用途にも強い
  • 次世代のPCIe4.0に対応
デメリット
  • ファンの音がうるさい事もあるので、静音モード付の機種がおすすめ
  • サイズが非常に大きいのでケースに注意
  • RX6800XTより性能は高いが、少々費用面で負ける場合も

2位:RTX 3070Ti NVIDIA Geforce

型番
NVIDIA GeForce RTX3070Ti
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2021/06 80000~ 310W 対応
メモリ 3DMARK
GDDR6X 8GB 14,500 詳細グラフ

3080や3070発表後に発売されたGPUです。3070では旧RTX2080Tiやライバルの同価格帯Radeonに負けていましたが、それらを超える性能に3070が調整されて対抗機として登場したのでハイクラスではとりわけコスパが高いです。性能面でのコスパは最近ガクッと値下がりした3080には劣りますが、3万円ほど安いのでこちらを購入してもいいでしょう。

メモリがGDDR6Xなのでファンの音がうるさいという声もあるようですが、この辺りはサイレントモードやパフォーマンスモードと言ったGPUのファンコントロール機能が付いているモデルを購入すると静音性が高いです。

メリット
  • ゲーム用途にかなり強く同価格帯Radeonよりも上
  • VRAMが8GBと多くクリエイト用途にも強い
  • 次世代のPCIe4.0に対応
デメリット
  • 発熱量が大きくファンの音がうるさい事がある
  • サイズが大きいのでケースに注意

3位:RTX 3080Ti NVIDIA Geforce

型番
NVIDIA Geforce RTX3080Ti
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2021/6 140,000~ 350W 対応
メモリ 3DMARK
GDDR6X 12GB 19,500 詳細グラフ

3080の上位機種として2021年に登場しました。性能的には3080というよりは3090寄りで値段も14万円台に落ち着いてきたので性能が高いGPUを探している方にオススメです。ただ値段が上がることに対する性能差が少ないのでコスパ的には3080の方が良いでしょう。商品単体で重量があるため支え棒などは必須です。サイズも巨大になるのでケースサイズにも気をつけましょう。

メリット
  • ハイエンド並みの圧倒的性能
  • 8K60Hzの運用が可能
  • DeepLearningや、クリエイティブ目的の利用など、幅広い利用方法
デメリット
  • 14万円とコストパフォーマンスはRTX3080と比較して悪い
  • 発熱量が大きくファンの音がうるさい事がある

4位:RTX 3070 NVIDIA Geforce



型番
NVIDIA Geforce RTX3070
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2020/10 80,000~ 220W 対応
メモリ 3DMARK
GDDR6 8GB 14,200 詳細グラフ

RTX 2080Tiの少し下くらいの性能です。3080のコストパフォーマンスや、3060Tiの価格に対するパフォーマンスと比較すると、少々手落ちです。ゲームの場合はRTX 2080に対して概ね10FPSほど出せる値が上になりますが、RTX3060Tiと価格で比べてしまうとどうしても選びにくい。3060Tiより性能を求めていて、価格はいとわないなど、そこそこコスパが高いモデルを探している場合にオススメ。クリエイト用途でもVRAMが8Gあるので、CGや動画制作の環境でもよほど重たいデータを扱わない限りは十分すぎる性能です。ただ、トップクラスのプロのような数百万ポリゴンを扱うような環境になってくるとCPUとの兼ね合いもありますが、カクカクしてくる事もあるので、性能的な面を追求する場合はRTX3080がおすすめ。

メリット
  • VRAMがGDDR6なので3070Ti以降よりも発熱量が低くファンが静音
  • クリエイト用途やゲーム用途の両方でミドルハイに位置し何をするにも汎用性が高い
  • VRAM8GBはありがたい
デメリット
  • ハイクラスの環境で扱う場合は性能不足を感じる事もある。
  • 3060Tiや3080と比較するとコスパが高い印象が拭えない

5位:RTX 3090Ti NVIDIA Geforce



型番
NVIDIA Geforce RTX3090Ti
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2022/4 200,000~ 450W 対応
メモリ 3DMARK
GDDR6X 24GB 20,000 詳細グラフ

2022年に3090の性能が更に2~3%程引き上げられ3090Tiが発売されました。下位クラスのTiに見られる性能強化版と言うよりはリニューアルのイメージに近いでしょう。最上位ハイエンドモデルで20万円からと非常に高額ではありますが性能はほかを圧倒する驚異の数値を叩き出しています。8K60Hz運用も可能である一方、コストはRTX3080と比較すると厳しいと言わざるを得ません。商品単体で重量があるため支え棒などは必須です。サイズも巨大になるのでケースサイズにも気をつけましょう。

クリエイターにとってもメモリ24GBは大きな魅力となります。DeepLearning目的で利用することも可能で、幅広い分野で利用できます。

メリット
  • 他の追随を許さない圧倒的性能
  • 8K60Hzの運用が可能
  • DeepLearningや、クリエイティブ目的の利用など、幅広い利用方法
デメリット
  • 20万円とコストパフォーマンスはRTX3080と比較して悪い
  • 発熱量が大きくファンの音がうるさい事がある

GPUおすすめミドルクラス:総合力重視ランキング

1位:RTX 3060Ti NVIDIA Geforce



※主に動画内で使用

型番
NVIDIA Geforce RTX 3060Ti
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2020/12 55,000~ 200W 対応
メモリ 3DMARK
GDDR6 8GB 12,500 詳細グラフ

NVIDIAのハイクラスで考える場合は現状ファーストチョイスに入ってくる機種で、RTX2080SUPERを上回るスコアを出せるようになります。2020年の12月当初は5.5万円程度で購入できましたが、マイニング需要もあり現在は10万円を超える価格で取引されている様子です。値段的に定価5.5万円ほどの価格なら非常に狙い目。レイトレやDLSSなどのゲーム用途ハイスペック環境を構築したいならコスパの良いGPUです。ただし、よりハイエンド環境を求めるならRTX3080が定価ベースでも倍ですが、十分な性能を持ち合わせていますので、4K環境で快適にゲームをするならRTX3080と棲み分けが必要です。

メリット
  • RTX2080Tiを上回ってくる性能
  • 何をするにしても不自由がない性能
  • ハイエンドCPUと組み合わせて性能が出せるクラスのGPU
デメリット
  • マイニング需要で価格が高騰中
  • 4K環境では3080と比較するといま一歩欲しい性能

2位:RTX 3060 NVIDIA Geforce


型番
NVIDIA Geforce RTX3060
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2021/02 50,000~ 170W 対応
メモリ 3DMARK
GDDR6 12GB 9,050 詳細グラフ

性能的には2070SUPERより少し下、2060SUPERより少し上です。ほとんどの検証では2070SUPERの方がスコアが少し高いです。現状、Resizable BAR対応の3000番台のGPUではありますが、有効にした場合と無効の場合で、さほど差はありませんでした。

ドライバによってマイニング性能は制限されていますが、回避する方法が発見されてしまったため、秋葉原では、入荷後にまとめて買っていく人もいる様子です。その理由から、価格を多少上げても売れるため、現状は他の商品に比べれば在庫はある様子ですが、枯渇するのも時間の問題でしょう。

ただ+5,000円でRTX3060Tiが買えるので考え方にもよりますが、性能を上げたい場合はそちらを選びましょう。コスパで考えるならこちらも良い選択肢です。

メリット
  • 5万円でコスパが高い
  • 新商品なので在庫が安定しており、手に入りやすい
デメリット
  • マイニング性能が制限されている
  • とにかくFPSを出したい場合や高負荷のクリエイト環境では限界を感じる事もある

3位:RTX 2070 SUPER NVIDIA Geforce


※主に動画内で使用

型番
NVIDIA Geforce RTX 2070 Super
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2019/07 58,000~ 215W 非対応
メモリ 3DMARK
GDDR6 8GB 10,300 詳細グラフ

NVIDIAのハイクラスで考える場合は現状ファーストチョイスに入ってくる機種で、このGPUくらいからRadeon 5700XTを上回るスコアを出せるようになります。最近は値下がりして5.5万円で買えるようになりました。値段的にはRadeon 5700XTより少し高いですが、5.5万円ほどの価格なら狙い目。レイトレやDLSSなどのゲーム用途ハイスペック環境を構築したいならコスパの良いGPUです。

メリット
  • Radeon 5700XTを上回ってくる性能
  • 何をするにしても不自由がない性能
  • ハイエンドCPUと組み合わせて性能が出せるクラスのGPU
デメリット
  • Radeon 5700XTと性能はそこまで変わらないが値段が1.2万円以上高い

4位:RTX 2060 NVIDIA Geforce


※主に動画内で使用

型番
NVIDIA Geforce RTX 2060
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2019/01 38,000~ 160W 非対応
メモリ 3DMARK
GDDR6 6GB 7,720 詳細グラフ

3.8万円まで最近下がってきました。GTX 1660Tiの性能を上げたのがこのモデルです。ただ価格帯としてはRadeon 5700XT と被っているので、今はそこまでコスパが高いGPUではありません。この辺りはしっかりと実物を検証しているので言える事ですが、NVIDIA派の人やレイトレやDLSSがどうしても必要な人向けです。ゲーム用途やクリエイト用途ではハイクラスに入ってくるGPUで何をするにしても不便はないです。

メリット
  • NVIDIAの中ではGTX 1660Tiの上に位置する機種でそこそこの性能とコスパ
  • レイトレやDLSSが使える
デメリット
MSI GeForce RTX 2060 AERO ITX 6G OC グラフィックスボード VD6857
MSI

5位:RTX 2060 SUPER NVIDIA Geforce

型番
NVIDIA Geforce RTX 2060 Super
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2019/07 45,000~ 175W 非対応
メモリ 3DMARK
GDDR6 8GB 8,900 詳細グラフ

この機種もRadeon 5700XT に負けていて、全てという訳ではありませんが、大半のベンチマークでや実検証環境で負けています。尚かつ価格もRadeon 5700XT より高いです。値段が下がってくればそこそこコスパも高くなってくるのですが、出た時から微妙な立ち位置です。ただ何をするにも不便を感じる事はないくらい性能はあります。

メリット
  • NVIDIAの中ではそこそこのコスパ
デメリット

GPUおすすめロークラス:価格コスパ重視ランキング

当サイトでは安価帯のグラボも全て購入の上、プロの元PC店員によって細かく検証されています。所有や検証もしてもいないGPUを紹介しているサイトではありません実物検証による真実のみを書いています。

1位:GTX 1650 GDDR6 NVIDIA Geforce


型番
NVIDIA Geforce GTX 1650
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2020/04 15000~ 75W 非対応
メモリ 3DMARK
GDDR6 4GB 3900 詳細グラフ

こちらは最近発売されたGDDR6のモデルのGTX 1650です。最近価格が下がってきて一気にコスパが高くなりました。性能面では何をするかにもよりますが、Radeon RX570と似たような性能です。ただ僅差でRadeon RX570の方が上です。
しかしながら補助ピンなしで可動できるGPUでこの性能は素晴らしく、TDPも低いです。VRAMが4GBしかないので、クリエイティブ用途では少々厳しいのが残念ですが、ゲーム用途でコスパ抜群のGPUである事は間違いありません。GDDR5のモデルを間違えて買わないように、GDDR6の最新メモリを買いましょう。

メリット
  • ゲーム用途のエントリーモデルはこれがオススメ
  • 補助ピンが必要なくTDPも低い
  • GDDR6にアップグレードされたことによる性能の向上
デメリット
  • VRAMが4GBなのでクリエイト用途では少々厳しい
  • Radeon RX570に僅差まで迫るも負ける事が多い

2位:GTX 1660 SUPER NVIDIA Geforce



※主に動画内で使用

型番
NVIDIA Geforce GTX 1660Super
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2019/10 25,000~ 125W 非対応
メモリ 3DMARK
GDDR6 6GB 6,190 詳細グラフ

性能的にはGTX 1660Tiとそこまで変わらないですが、ほとんどの検証環境ではGTX 1660Tiの方がスコアが少し高いです。価格は最近下がってきて国内でも2.5万円前後で買えるようになってきました。ただ+4000円でGTX 1660Tiが買えるので考え方にもよりますが、性能を上げたい場合はそちらを選びましょう。コスパで考えるならこちらも良い選択肢です。

メリット
  • 2.5万円でコスパが高い
  • 新商品なので在庫が安定しており、手に入りやすい
  • 3300Xや3600とスペック的な相性が良い
デメリット
  • GTX 1660Tiより性能が低い事が多い
  • とにかくFPSを出したい場合や高負荷のクリエイト環境では限界を感じる事もある

3位:RTX 3050  NVIDIA Geforce

 

型番
NVIDIA Geforce RTX 3050
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2022/01 40000~ 130W 対応
メモリ 3DMARK
GDDR6 8GB

2023年6月27日発売のRTX 3050です。RTXシリーズで初の50クラスの安価モデルです。RTXなのでレイトレーシングやDSLL、Resizable BARといった画質や性能を上げる機能がついておりコスパが高い商品です。

メリット
  • ゲーム用途のエントリーモデルはこれがオススメ
  • レイトレーシング、DSLL、Resizable BARで画質と性能アップ
デメリット
  • 50クラスの割に値段が高め

4位:GTX 1660 Ti NVIDIA Geforce



型番
NVIDIA Geforce GTX 1660Ti
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2019/02 29,000~ 120W 非対応
メモリ 3DMARK
GDDR6 6GB 6,440 詳細グラフ

RTX 2060の少し下くらいの性能です。ゲームの場合はRTX 2060に対して概ね10~20FPSほど出せる値が下になりますがRTX 2060が4万円近くするのに対してこちらは2万円台で購入することができます。AMD Radeon 5700XTと比べると更に40~50FPS以上開くこともあります。3万円前後でそこそこコスパが高いモデルを探している場合にオススメでクリエイト用途でもVRAMが6Gあるので、CGや動画制作の環境でもよっぽど重たいデータを扱わない限りは十分すぎる性能です。ただ、トップクラスのプロのような数百万ポリゴンを扱うような環境になってくるとCPUとの兼ね合いもありますが、カクカクしてくる事もあるので、性能的な面を追求する場合はRadeon 5700XT がおすすめ。

メリット
  • 2万円台後半で最高のコスパ
  • クリエイト用途やゲーム用途の両方でミドルハイに位置し何をするにも汎用性が高い
  • VRAM6GBはありがたい
  • コスパの高い3600や3300Xなどの人気CPUと組み合わせるにオススメ
デメリット
  • ハイクラスの環境で扱う場合は性能不足を感じる事もある。
  • 3700Xや9700Kクラスを扱うには少しボトルネック

5位:GTX 1660 NVIDIA Geforce

型番
NVIDIA Geforce GTX1660
発売日 価格 TDP PCIe4.0
2019/03 24,000~ 120W 非対応
メモリ 3DMARK
GDDR5 6GB 5,500 詳細グラフ

絶妙な立ち位置にいるGPUですGTX 1660SuperGTX 1660Tiに行きがちですが、安くなっていれば買い。性能的には先程紹介しているRadeon RX570クラスの物より性能が一段階上がりますが、値段も+8,000円くらいかかります。FPSでは+20~30以上は出ます。クリエイト用途でもVRAM6Gなのである程度何をするにしても不自由は無く、2万円台前半の価格帯では優秀。ミドルクラスに位置するかローハイに位置するのか微妙な立ち位置ですが、セールなどで安くなる時もあるので、積極的に狙っていきたいGPUです。

メリット
  • 2万円台前半で買えるGPUの中では最高コスパ
  • ゲームやクリエイト用途でそこそこの性能
デメリット

グラフィックボードの選び方:要点まとめ2023年6月最新版

NVIDIAかAMDの選択

CUDAコア数

現在はCUDAコア数が多いほど高性能で、演算能力が高くなり値段も上がります。ここではコスパ順で選んでいますが、性能が良すぎず悪すぎず、必要最低限のコア数で作られた、適正価格の物を選んでいます。

ビデオメモリ数

グラフィックを一時的に処理する部分です。グラボにギガ数(G)が書いてありますが、それがビデオメモリに当たる部分です。6Gくらいあれば十分ですが、CGなどのクリエイターはここのメモリ数が少ないと、十分なプレビュー環境を得ることができません。CG系のクリエイターなら8G以上のグラボを選ぶとスムーズな作業ができます。

消費電力

ワットパフォーマンスとも呼ばれ、少ない消費電力(ワット数)で、高いパフォーマンスを実現するグラフィックボードが良いとされています。NVIDIA製の物はAMD製の物と比べて、この部分でリードしており、AMDは安いですが、ここのワットパフォーマンスが低いです。ただ、2020年に入り、AMDのモデルの大分高品質になり、コスパではNVIDIAに勝っているモデルのあります。

NVIDIAはGTX1080くらいから化物のようなワットパフォーマンスを維持しており、人類を進化させています。市場からの絶対的な支持は揺るぎません。
ワットパフォーマンスが低いと消費電力が上がる為、当然グラボの温度が上がりやすく、それ以外のマザボ等のPC環境全体の温度にも影響してきます。また、電力を多く必要とするため、ワット数の大きな電源ユニットを入れる必要があったり、電気代も当然高くなります。

サイズ

通常サイズのPCを作る分には良いのですが、ミニタワーなどの小型PCのマザーボードにグラボを指すときに、ケースが小さすぎて、大きすぎる物だと入らない事が多いです。また補助電源が必要であれば配線の見直しも必要になりますので、重要な観点です。
RTX2080クラス以上は、大型の物が多く、支え棒などを使わなければいけない物もあります。そのようなサイズの物では、まずミニタワーのケースでは入らないので、事前に奥行きなどをチェックしておきましょう。ミニタワーに搭載するならロープロファイルの商品も良いかもしれませんね。

またRTX3000番台の3080,3090などは非常にサイズも大きく、重量あるため、支え棒がほぼ必須です。支え棒の取り付けスペースで場合によっては1スロットと、約3スロットを専有するグラフィックボードのサイズ感の2つは考慮に入れておくべきでしょう。

出力端子

ここはボードによって様々です。今の時代はグラボの出力端子はモニターに使う以外ほぼ使いません。大半のモニターはHDMI接続です。最新の物を選べば付いていると思いますが、HDMIが付いている物を必ず買いましょう。それ以外の端子は特殊な場合を除いて、無視して大丈夫です。端子は一般的に「VGA(D-Sub15)」「DVI」「HDMI」「DisplayPort」などがあります。最近は「Thunderbolt3(USB-TypeC)」搭載も増えていますね。

最大表示解像度

最近のGPUは非常に高性能になったので、HDMIが付いている物は大体フルHD1920×1080や4Kモニターにも対応しています。それ以外の端子の場合は要注意なので、しっかりとモニターとの互換性に注意して購入しましょう。

NVIDIA,AMDメーカー別でみるGPUの選び方

GPU(グラフィックボード)とはCG制作やゲームの3D環境などで、複雑なグラフィック演算が必要な場合、CPUの内蔵グラフィックスでは能力不足なので、それをGPU(グラフィックボード)で補う役割です。その演算能力は仮想通貨のマイニングにも利用されています。

グラフィックボードは現在、大きく分けてNVIDIAとRadeon(AMD)に分かれます。一般的にはWindowsではNVIDIA製、MacにはRadeon(AMD)製もの物が使われています。Windowsのみ両方使用可能で、MacではeGPUなどを使用する例外を除いて、Radeon(AMD)製の物しか使えません。

とはいってもグラボの大半はNVIDIAというアメリカの会社が作っており、業界シェアの80%を超えると言われています。日本にあるのは輸入された物です。
NVIDIAは部品だけの提供も行っており、本体のチップだけ製作して、他の会社が組み立てている商品もあります。細かな性能(安定性、汎用性、マザボとの相性、ファンの騒音)は会社ごとに微妙に違うことがあり、基本的には初期限定モデルのNVIDIA純正の物が一番高品質とされています。ただ、基準が設けられているのでどこのメーカーも大差ないです。

NVIDIA GPU

NVIDIAはグラボ市場をほぼ独占しているくらい圧倒的で、最もコストパフォーマンスに優れています。NVIDIAは何をするにも汎用性が高いグラボで、ゲームは勿論クリエイト環境にも強いです。
種類は上から下まで豊富に揃っており、一番上のTITANシリーズは40万くらいします。ほぼ使う事はありません。最も標準的な位置付けになっているのが、GTX1660です。2.5万円前後と非常にコスパが高く、ゲームをするにしてもクリエイト環境を作るにしても、ほぼ不自由ない環境を提供してくれます。少し重いゲーム環境を構築するならRTX 2070, RTX3060くらいがちょうど良いです。

AMD GPU

AMDも最近頑張っており、安くてコスパがいい物が多く、不具合も少なくて良いです。MACのグラボは昔から全てAMD製の物です。選ぶコツとしてはNVIDIA製品と被らない価格帯を狙う事です。
GTX1660の2.5万円付近では圧倒的にNVIDIA製の方がコスパがいいですが、RX570の1.8万円辺りはGTX1050Tiと比べてもRTXの方が性能が高く、コスパが良いです。
クリエイターにおすすめのGPUで、MACでずっと使われている信頼性もありますが、実はグラボ性能は制作に関係ない事が多いです。GPUレンダリングなどもありますが、普通にCPUレンダリングの方が高品質ですし、書き出しも早いです。ゲームでもしない限りはグラボの恩恵にあやかる事はほとんどないので、CPUに最もお金をかけ、GPUはコスパの良い物を入れるのがオススメです。コスパで選ぶならNVIDIAならGTX1660TiGTX1660SUPERで、AMDならRX570Radeon 5700XTがオススメ!

用途別でみるGPUの選び方

ゲーム

GPUのグラフィック処理能力が最も必要になる用途で、GPUの性能の良し悪しが顕著に現れる部分です。NVIDIAはそもそもゲーム用途に高品質グラボを開発していますし、そこからクリエイター用のクアドロや低スペックシリーズに派生している訳です。GTX1080が人類を進化させましたが、それは主に4KなどGPUに高負荷がかかるゲーム用途での運用が開発理由です。4Kでモニターをサクサク動かそうとすると、GTX1080くらいの性能が必要になってきます。廃盤になってしまったので今ではRTX 2070がその位置付けになります。最近に発売されたGTX1660GTX1660TiGTX1660SUPERGTX1080の70~80%程度の性能と言われています。これでも結構サクサク動いてくれるので、最近になって非常にコストパフォーマンスが良くなっています。本気でゲームをするならRTX2070 SUPERRadeon 5700XT以上で、良い環境を構築したけれはGTX1660TiGTX1660SUPER以上を入れると不自由なく作業ができます。

クリエイト

最近ではCGの制作現場でも非常にGTXシリーズが多く使われています。昔はCGソフトを動かすにはGTXの性能では不具合があったのですが、GTX1080が普及し始めたころから、急速にクリエイターからの需要が高くなりました。理由はVRAMが8Gとそこそこ大きいのと、クリエイターがほぼ全員必須ソフトとして使うADOBE系のソフトが、グラボのOpen GLに依存した処理よりもCUDAに依存した処理が多くなってきた為です。プレミアのレンダラはCUDA処理によるものですし、AEのエフェクトも標準エフェクトはOpenGLですが、最近はCUDA処理の物が増えてきました。

NVIDIAのQuadro(クアドロ)はOpenGLに特化したグラボですが、元々の開発ベースがGTXシリーズなので、GTXシリーズがOpenGLに弱いかと言えばそうではありません。対してQuadroはCUDA処理が弱く、両者を映像現場での汎用性で考えると、革新的にCUDAの処理能力が上がったGTX1080レベルでは、Quadroシリーズよりもこちらの方が使い勝手が良くなってきたわけです。特にプレミアや、AEのCUDA依存のエフェクト処理で顕著に違いがみられます。最も大きな点はコストが3~5倍くらい安い部分です。

事務作業

事務作業レベルではCPUに付いているグラフィック処理能力で充分対応可能です。ただ、AMDのRyzenシリーズはグラフィックの処理機能が付いていないですし、最近のIntel CPUもグラフィック無し製品も多いですから、この場合はRX570辺りを買っておくと汎用性が高いです。

コストパフォーマンスでみるGPUの選び方

グラボでは一般的にCUDAコア数が高いほど高品質になります。これはゲーム業界では勿論、CGや4K画質を扱うような映像業界でも追及されるような部分です。4Kを最高にヌルヌル動く状態で編集やゲームをしたい場合はRadeon 5700XTクラスの以上の性能が必要ですが、GTX1660GTX1660TiGTX1660SUPERでもさほど苦ではありません。GTX1660Tiが2019/2月に発売になりました。断トツでオススメで、主力機になりそうです。GTX1080の75%くらいの性能があり、値段も3.7万円くらいなのでコスパがかなり高いです。2万を切っていたら、RX 570もコスパ高いです。逆にこれ以下は、性能的に快適な環境を構築するなら買わない方が良い絶対ラインと言えます。

型番は現在RTX2080tiが最高性能です。現実的ではない価格もいれるとTITAN RTXです。コスパは最新作のGTX1660TiGTX1660SUPERが一番高いです。RX570などが一気に安くなりましたがRX580以上になってくるとだんぜんGTX1660Ti辺りを買った方がコスパが良いでしょう。

グラボ選びの最大のコツとしては、1万円台のRX570辺りを買うか、2~3万円台のGTX1660SUPER,GTX1660Ti,GTX1660、4万円台のRadeon 5700XTを買う事がおすすめで、それ以外の価格帯の物はコスパが悪いので買わない方が良いです。特殊な環境でひたすら高性能を求める人は迷わずRTX3060Tiを買う事をおすすめします。

QuadroとGeforece(GTX)シリーズの違い

NVIDIA製のグラボは、一般的にゲームや仮想通貨のマイニングに用いられるGeForeceのGTXシリーズ、ADOBE製品やCG等のグラフィックデザイナーやクリエータ向けのQuadroシリーズがあります。

最近ではCGの制作現場でも非常にGTXシリーズが多く使われています。昔はGPUの性能がクロック周波数に依存していたのでCGソフトを動かすにはGeforece系統(ゲーム用GPU)の性能では不具合がありました。それが熱などの様々な問題で限界を迎え、次第に構造がCUDAコア数に依存した回路に進化していきます。その辺りから制作現場でも次第にGTXシリーズが使われることが多くなっていきます。

革新的に変わっていったのがGTX1080が普及し始めたころからで、急速にクリエイターからの需要が高くなりました。理由の一つにメモリが8Gとそこそこ大きいのはあります。ここが小さいとCGソフトではプレビューがかなり短くなり十分な編集環境を構築することができないです。

また、クリエイターがほぼ全員必須ソフトとして使うADOBE系のソフトが、グラボのOpen GLに依存した処理よりもCUDAに依存した処理が多くなってきた為です。プレミアのレンダラはCUDA処理によるものですし、AEのエフェクトも標準エフェクトはOpenGLですが、最近はCUDA処理の物が増えてきました。

NVIDIAのクアドロはOpenGLに特化したグラボですが、元々の開発ベースがGTXシリーズなので、GTXシリーズがOpenGLに弱いかと言えばそうではありません。対してクアドロはCUDA処理が弱く、両者を映像現場での汎用性で考えると、革新的にCUDAの処理能力が上がったGTX1080レベルでは、クアドロシリーズよりもこちらの方が使い勝手が良くなってきたわけです。特にプレミアや、AEのCUDA依存のエフェクト処理で顕著に違いがみられます。最も大きな点はコストが3~5倍くらい安い部分です。

自作PCを作る時にクリエーターやゲーマーならグラフィックボードをGTXにするかQuadroにするか悩むものです。Quadroにしたいがコストが高いし、GeForceなら問題なく動作するのか不安になります。詳しくは以下のリンクで細かく解説しているので参考にして下さい。GeForce(GTX)とQuadroとRadeon性能比較,違い!3DCG,Adobeとグラフィックボード互換性

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