GPU比較表。PC店員が最新GPUの実物を検証して表にまとめています。実際の最新主要ゲームでのFPSの比較や3DMARKベンチマークに加えて、主要GPUを全て購入の上検証し、データをGPUの性能比較表にしています。


ARTJUKUではGPUハイエンド~ローエンドの主要最新GPUを全て所有し、実際に検証し表にまとめています(古い物は除く)。また、所有していないGPUも展示品などの実機を使用し性能を検証しています。Youtubeの動画になっているので、ベンチマークや性能の比較を実際に体感したい方は動画の方を見て参考にして下さい。https://www.youtube.com/c/Monoras/
ARTJUKUはよくある所有や検証もしていないGPUを堂々と紹介しているエアレビューサイトではありません。実際のFPSの出方は昨今のResize BARなどの影響でベンチマーク通りにならないことが多く、ゲーム自体の最適化されている環境によって大きく変わってきます。実際にFPSの出方をゲームで調べないと分からない事がほとんどなので比較表のデータを参考にして下さい。
・ GPU型番 →GPUの名称です。最新モデルや過去に発売された現行モデルのGPUをワンクリックで絞り込めるようになっています。
・ベンチスコア →3DMARKのベンチマークスコアを表にしています。DirectX12のTIMESPYのスコアで解像度は2Kのデフォルトの数値です。詳しい検証結果や検証方法などはGPUの比較動画で解説しているのでそちらと合わせて参考にしてください。Youtube
・TDP →GPUの消費電力のようなものです。
・ワッパ →ワットパフォーマンスと呼ばれるもので、消費する電力に対するGPUパフォーマンスの良し悪しを判断する部分です。
・価格 →日本での実価格です。同じGPUでもメーカーごとに価格設定が違うので平均的な大まかな価格を書いています。
・平均FPS →フォートナイト、APEX、レインボーシックス、PUBG、ヴァロラント、ウォッチドッグスレギオン、OverWatch。この辺りの人気ゲームをフルHD解像度の低~中品質設定でプレイした時の平均FPSを数値化しています。プロの競技者が最も使用している設定で、配信者が最も使用する解像度に合わせて検証しています。実際に検証している様子は動画を参考にして下さい。基本的には最もプレイされているタイトルであるフォートナイトやAPEXの数値が基準となってきます。この辺りはとりわけ開発力が高いのでGPUのレイトレーシングやDLSSに柔軟に対応しており、今後実用的な新機能であるリサイザブルバー等にも順次対応してくるでしょう。ウォッチドッグスレギオンなどリサイザブルバーは効果を発揮するようになっており、FPSは10%前後上昇する場面も多いです。検証動画を参照して下さい。https://youtu.be/vi7mJbxhFsg




ARTJUKUは所有や検証もしていないGPUを堂々と紹介しているエアレビューサイトではありません。実際の検証データに基づいて表を作っています。
・偉そうに比較表とか作ってるけどGPUは持っているの?
最新の主要GPUはRX6000とRTX3000はハイエンド~ローエンドまで全て所有しており、事務所に在庫がない場合も展示機を使用するなど常に最新の環境をそろえています。Youtube一般的なエアレビューサイトの情報はGPUを所有していないので適当な事が書かれている事が多いですが、ARTJUKUではPC店員がGPUの実機を使いながら検証しているので、動画でGPUの性能を体感しながらレビューを見る事ができます。https://www.youtube.com/c/Monoras/
・最近のGPUの傾向を教えて?
実際に発売されているGPUを買って検証しているからこそ言える事ですが、最近はPCIe4.0とそれに関連したリサイザブルバーの影響でGPUの構造自体が大きく変化しています。VRAMと呼ばれるGPUのメモリが多く積まれている機種がそれに当たります。
AMDでは2020年秋から発売されたRX6000番台。NVIDIAはRTX3060からそれ専用に構造が大きく変化しています。NVIDIAは3090~3060Tiも後日対応しました。RX6000はシェーダー数というよりはこのリサイザブルバーというGPUのメモリ周りの機能を強化してNVIDIAに対応しており、RX5000番台では2070S相当くらいまでしか食い込めなかった性能を今回はハイエンドの3090辺りまで対抗できるようになりました。
実質的なFPSの出方はまだそれぞれの価格帯ではNVIDIAのGPUの方が高性能ですが、次回の新商品で抜き去る一歩手前まで来ていると言っても過言ではないでしょう。RTX3080とRX6800XT、RTX3090とRX6900XTではそれぞれでNVIDIAの方が高いFPSが出ており、特にAPEXやフォートナイト、レインボーシックスなどの人気タイトルで課金が集まり、開発力があるゲームではそれらの傾向は強いと言えます。古いゲームやメモリに重点を置いたゲームでは3DMARKのベンチマークを中心にRX6000の方がRTX3000よりも上にくる事もあるので、RX6000でも性能に大差ないでしょう。それでも個人的にはどちらの方が高いFPSが出るのかと言われれば現段階ではNVIDIAのGPUの方が若干上の性能である事は否めないです。
最新GPUを販売日順に一覧にしています。前後に発売されたGPUや旧世代GPUと性能、コスパを比較しながら発売当初の状況などをまとめています。
RX 6700XT
2021年の3月に発売。AMDの新型6000番台のミドルクラスのGPUです。性能は大体旧2070Sと比較すると大体同じくらいの性能です。リファレンスモデルは朝一で完売する売れ行きでしたが、元々入荷数が少なかった模様。ハイエンドクラスのモデルは値段が高いので売れ残っており、まだ購入できます。
RTX3060
2021年の2月に発売。性能は大体旧2060Sと比較すると少し上くらいで2070Sの下くらいの性能。当初マイニング性能を制限された状態で発売されましたが回避する方法が見つかったため、売切れました。価格帯は大体4万円前後を想定して作られており、海外では安価帯モデルは大体3万円台前半で売られています。
RX6900XT
2020年の12月に販売。Radeonのハイエンドモデルとして登場し、価格は大体14万円前後。入荷の個数自体がかなり少なく即完売となっており、追加でも入ってきていない模様。
RTX3060Ti
2020年の12月に発売。価格重視でRTX3000同士を比較した場合、一番コスパが高いです。性能面でのコスパで考えるとRTX3080なので、このどちらかを狙うのが賢い選択。
RX6800
2020年の11月に発売。新型の6000番台Radeonの第一段として6800XTと共に発売されました。リファレンスの国内入荷もあり、6800XTに人気は集中したので購入しやすかったです。2080Ti前後の性能があります。
RX6800XT
2020年の11月に販売。新型6000番台Radeonの第一弾として発売されました。リファレンスモデルのみ当日発売で、即完売。性能的には3080には及びませんがライバルのNVIDIA機のハイエンド付近に対抗できる性能まで追いつきました。
RTX3070
2020年の10月に発売。2080Tiより上の性能と発表されましたが、実際には若干下くらい。前述の3080や3090とは違って豊富に日本国内に入荷してきました。7万円前後くらいのモデルが多かった印象。
RTX3090
2020年の10月に販売。新型RTX3000番台のハイエンドモデルで最高峰。リファレンスモデルは国内入荷がありませんでした。国内入荷もかなり少なく即完売。
RTX3080
2020年の9月に発売。RTX3000シリーズの第一弾として登場。前回のハイエンドモデルRTX2080Tiを大きく上回る性能で話題になりました。リファレンスモデルの入荷はなく、入荷数も少なめ。
GTX1650 GDDR6
2020年の4月~5月付近にポツポツと色んなメーカーから発売された最新のGPU。GDDR6にモデルチェンジされてGDDR5とは実用的なソフトの処理でかなりの性能向上がみられます(動画参照)。特に宣伝されることもなくひっそりと発売されましたが、旧1650では敵わなかったRX570と比較しても勝っている部分が多く、アップデートされたプレミアなどでも最新のエンコード技術を使う事ができます。
GTX1660 SUPER
1660の最新型モデルです。2020年の11月前後にポツポツと発売されました。1660と比較すると性能が上がっており、1660Tiと比較すると若干下くらいに位置します。GDDR6になった最新型のモデルでAMDのRadeonと競合しているので2.5万円ほどの価格で購入する事ができます。コスパでは2万円台はNVIDIAが掌握しており、非常に強力なミドルクラスのGPUです。
RTX2060 SUPER
5700XTが発売された直後、緊急でスケジュールを前倒して発売されたGPUです。性能的には同価格帯の5700XTと比較するとには敵わないですが、NVIDIA派に支持されています。この四万円台の価格帯では5700XTの方がコスパが高い事は間違いないです。
RTX2070 SUPER
5700XTと比較すると性能が少し上になります。5万円台後半~6万円ほどの価格で、2060Superを買うなら断然こちらを買うべきで、7月に発売された2000番台のスーパーシリーズの中では一番コスパが高いモデルになります。
RTX2080 SUPER
2080Tiには敵わないのでそこまでコスパが高いとは言えません。
Radeon 5700XT
2019年の7月に発売され4万円台の最強GPUです。2070と比較すると性能が上で2070SUPERと比較すると性能が少し下くらい。価格は2万円ほど安価なのでコスパ抜群です。PCIe4.0に対応しており、最新Ryzenとの相性が抜群に良いです。このクラスのグラボを入れて置くとゲームをするにしてもクリエイティブ用途で使う場合でも不自由が無く、非常に汎用性が高いGPUと言えます。
Radeon 5500XT
新しいGPUでPCIe4.0に対応。同価格帯のNVIDIA製GPUと比較すると、そこまでコスパが高いGPUではないです。
Radeon 5600XT
この価格帯はNVIDIAのGPUと比較するとコスパで負けます。
Radeon 5700
元PC店員の専門家が選ぶ今買うべき高コスパGPUです。
RTX3080
文句なしで性能面のコスパ最強のGPUです。最も人気が高いGPUで、3090と比較しても性能差がそこまでなく、10万円以上安いです。発売当初も即完売でマイニング需要も重なり入手は極めて困難ですが、たまに店舗に入ってきたりもしているので全く買えなくはないです。
RTX3060Ti
価格面でのコスパ重視で最新RTX3000番台の中からGPUを選ぶと、このGPUが最高となります。2080Sと比較すると若干高いくらいの性能で、2080Tiの下くらいに位置します。2080S寄りの性能ですかね… 構成の動画の方でも頻繁に使用しているので参考にして下さい。MSIやASUSのモデルが人気。
RTX3070
3060Tiと比較するとコスパは少し落ちますが、見つけたら買って後悔しないGPUです。性能面を2080Tiと比較するとプレゼンでは2080Ti以上と言われていましたが、VRAMの影響からか若干性能が落ちます。リサイザブルバーが適用になると2080Ti以上になるケースの方が多いでしょう。発売時は7万円前後で購入できたので、実質的な価格はその辺りです。
RTX3060
RTX3000番台の最安価モデルで、4万円前後の価格帯を想定して作られているコスパモデルです。2060Sと性能を比較すると若干上くらいで、2070Sより下。ただ、リサイザブルバーに本格的対応ということで、この機種からVRAMが12Gとなりました。クリエイターの強い味方となります。またマイニング性能が制限された状態で発売されましたが、それを回避する方法が見つかった為に市場から一瞬で無くなりました。また、海外のサイトなどでは3万円台前半で安価版モデルが流通しており人気。発売当初はGPUの全体的な価格高騰で高い値段でしたが、しばらくすると落ち着くでしょう。
GTX1650 GDDR6
最近発売されたメモリがアップグレードされたモデル。同じモデル同士を比較すると、玄人志向の物はファンが二つ付いているので、シングルファンのモデルより静音です。ただ、こちらは補助電源を必要とします。補助電源無しの場合はZotacを選びましょう。小型の自作PCでスペースが少ない時でも大活躍してくれます。
Radeon RX570
この価格帯でVRAMが8GBもあるのはRX570だけなので貴重です。クリエイティブで大容量のデータを使用する映像系のクリエイターなら、サブの確認用などで使うのも一つの手です。
GTX1660 SUPER
他のモデルと比較しても非常にバランスがとれているGPUでミドルハイ~ハイローくらいのスペックのPCを自作したい場合に使えます。一般的に見ても最も需要があるGPUの価格帯でその中でも最新モデルなので汎用性や使い勝手が良いです。迷ったらコレです。
Radeon 5700XT
ハイクラスのGPUで他のモデルと比較してもコスパが非常に高いです。この4万円台では2060SUPERの方が何故か値段が高いのですが、性能は下になります。秋葉原のお店やセールで3万円台でも購入する事もできます。
GTX1660Ti
上記の1660SUPERと比較すると性能が少し高いです。安くなっていればどちらでも大して変わらないのですが、1660SUPER同様にコスパが高いGPUです。
GTX1660
こちらは1660SUPERと比較すると性能が少し下がります。ただ、価格はこちらの方が安いので2万円台のGPUでできるだけ安くコスパ良く構成したい場合に良いです。
GPU比較表,性能ベンチマーク2023年6月最新版
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