PCゲーマーにとって欠かせないものがゲーミングデバイスです。特にゲーミングマウスはキーボードやマウスパッドに比べ直接ゲームの勝敗に与える影響が大きいため、特に慎重に選択すべきです。
しかし、ゲーミングマウスは大きさ・性能・形状などの異なる様々な種類があり、どれを使えば良いのか分からない方も多くいると思います。そこで今回は、プロゲーマーも使用しているおすすめのゲーミングマウスを紹介致します。
ゲーミングマウスとは?
まずは、ゲーミングマウスと普通のマウスの違いを確認しておきましょう。
センサーの性能が高い
特にFPSやTPSゲームでは、一瞬の操作の遅れがゲームの勝敗を左右します。この操作の速さに大きく影響するのが、使用しているマウスのセンサー性能です。
ゲーミングマウスは、普通のマウスと比べてセンサーの性能が高いのが特徴でセンサー性能が高いため、マウスの移動距離を正確に読み取りカーソルを動かす事ができます。FPSなど、素早く正確なマウス操作を要求されるものでは必須の性能と言えるでしょう。
耐久性が高い
ゲーミングマウスは、普通のマウスに比べ使用時間やクリック操作の回数が桁違いに多くなります。3時間FPSゲームをプレイするとしたら、その3時間常にクリック操作が繰り返されるわけです。ゲームに熱中するあまりに、マウス操作が乱暴になってしまう事もあるかもしれません。そのため、マウス本体に掛かる負荷は普通のマウスとは比べ物になりません。
せっかく買った高性能なゲーミングマウスがあっという間に故障しては困りますよね。そのため、ゲーミングマウスでは、耐久性が非常に重要になってきます。各メーカーの商品説明に「◯◯万クリックの耐久性」など、具体的な耐久性に関する記述があるため、確認しておきましょう。
ゲーミングマウスの選び方!人気モデルの特徴
ゲーミングマウスを選ぶ際に気をつけるべき点がいくつかあります。それぞれ確認してみましょう。
プレイするゲームジャンルに向いているマウス
ゲーミングマウスには明確に「FPS・TPS向け」「MOBA向け」など、特定のジャンルに特化したマウスが多くあります。自分が主にプレイするゲームジャンルに適したマウスを選択することで、よりゲームを有利にプレイすることが可能になります。
FPS・TPS向けのゲーミングマウス
FPS・TPSゲームは常に激しくマウスを動かし、更に正確な操作を要求されます。そのため、FPS・TPS向けマウスはセンサー性能が高く、マウス感度(DPI)を細かく調整できるものを選ぶと良いでしょう。
- Fortnite
- PUBG
- Apex Legends
- CoD MW
- Rainbow Six Siege
- Hyper Escape など
MOBA・MMO向けのゲーミングマウス
MOBAやMMOのゲームは、多彩なスキルを即座に発動するためにキーボード操作の簡略化が重要になってきます。キーボード操作をマウスのサイドボタンなどに割り当てることで、素早い操作が可能になります。マウスに多くのボタンが備わっていればそれだけ多くのスキルや行動を登録することができます。
- League of Legends
- DOTA 2
- Hero of the Storm
- SMITE
- ブレイドアンドソウル
- 黒い砂漠
サイズ・形状
ゲーミングマウスを選ぶ際に、最も気をつけるべき点が「サイズと形状」です。ゲーミングマウスの形は、そのまま持ちやすさに直結するからです。ゲーミングマウスの形状は大きく分けて「左右対称」と「左右非対称」の2種類があります。一般的に、左右対称のマウスは「つまみ持ち」や「つかみ持ち」に適していると言われます。
また、左右非対称のマウスは「かぶせ持ち」に適していると言われます。どれほど高性能なマウスでも、自分の手との相性が悪ければ使いにくく、性能を発揮できません。可能であれば、実際に店頭でマウスを握ってみて、自分の手に合うマウスを探してみましょう。
マウス形状 | 参考画像 | 適した持ち方 |
左右対称 |
|
つまみ持ち
つかみ持ち |
左右非対称 |
|
かぶせ持ち |
重さ
マウスの重さは、近年ゲーミングマウス関連で盛り上がりを見せている論点でもあります。マウスが重いと、長時間のプレイで手が疲れたり動き出しの遅れの原因になってしまいます。
逆にマウスが軽すぎると、正確な操作を要求されるゲームの微調整が難しくなってきます。どちらにもメリット・デメリットがありますが、最近のマウスは軽量化傾向にありまり、70g以下の「超軽量マウス」と呼ばれるゲーミングマウスも次々登場しています。
重さ | 参考画像 | 動き出し | 誤操作 |
重い |
|
遅い |
しづらい |
軽い |
|
早い |
しやすい |
スイッチのクリック感
ここで言うスイッチとは、「右・左クリック」や「サイドボタン」を示します。スイッチには様々な種類が存在し、それぞれ押し心地や反応速度などが異なります。
クリック感が固いものは、反応速度が遅くなる代わりに、誤操作を起こしにくくなります。クリック感が柔らかいものは、反応速度が早くなる代わりに、ご操作を起こしやすくなります。
クリック感 | 反応速度 | 誤操作 |
固い | 遅い | しづらい |
柔らかい | 早い | しやすい |
可能であれば、実際に店頭に行きマウスをクリックして操作感をチェックしてみましょう。他にもセンサー性能の良し悪しなども注意すべき点ではあります。しかし、店頭に出向いてもPCに接続してセンサーの良し悪しを確認できる機会は多くありません。こればかりは購入後に使用してみないと分からないので、今回は省かせて頂きます。
今回紹介するマウスはどれもセンサー機能が優秀なものですので、ご安心ください。
有線か無線(ワイヤレス)
数年前までは、無線ゲーミングマウスは遅延が発生するため使い物にならないというのが常識でした。現在はワイヤレス関連の技術が発展し有線に劣らない使用感になっています。無線マウスと有線マウスの双方にメリット・デメリットがあります。
有線マウスのメリット・デメリット
まずは、有線マウスのメリットとデメリットを確認してみましょう。有線マウスはUSB経由で給電されて動作するため、充電切れの心配はありません。また、同じ理由で遅延なく操作を行うことができます。しかし、常にコードでPCと接続されているためコードがゲームプレイの邪魔になってしまう事もあります。コードが邪魔になるデメリットは、マウスバンジーを導入することで解決できます。
- 充電切れの心配がない
- 遅延がない
- コードが邪魔になる
無線マウスのメリット・デメリット
次に、無線マウスのメリットとデメリットを確認してみましょう。無線マウスはその名の通りケーブルを使用しないため、ケーブルがゲームプレイの邪魔になる心配はありません。コレこそが、無線マウスの唯一で最大のメリットと言えます。
先程記述したように、無線通信による遅延問題は改善傾向にあります。特に、LogicoolやRazerのハイエンド無線マウスは全く遅延が無いと言っても良いでしょう。しかし、無線マウスならではのデメリットは多く残ってしまっています。充電してしようする特性上、どんなに駆動時間が伸びてもバッテリー切れ問題は常について回ります。バッテリーを搭載するため、どうしても有線マウスよりマウス本体が重くなってしまう問題もあります。
そして最大のデメリットは、ハイテク技術を多く盛り込むが故に価格が高くなりがちな点です。プロゲーマーを含め、多くのゲーマーは依然として有線マウスを選択する傾向にあるのは仕方ないのかも知れません。
- コードが邪魔にならない
- バッテリー切れ問題
- マウス本体が重くなりがち
- 値段が高め
ソフトウェア(メーカー)
ゲーミングマウスを始め、ゲーミングデバイスには専用のソフトウェアが提供されているものが多いです。ソフトウェアの導入なしに動作する製品も多いですが、ゲーミングマウスをフル活用するためにも導入しておきましょう。ソフトウェアにもメーカー毎に特徴があり、機能が充実しているものや操作が簡単なものまで様々です。今回は、特に使いやすく日本語に対応しているソフトウェアを提供しているメーカーを2つ紹介します。
Razer Synaps 2.0(Razer)
Razer Synapsは、非常にシンプルなUIで扱いやすいソフトウェアです。
1つのソフトウェアでPCに接続されている全てのRazer製品を管理できます。環境設定やマクロはクラウドへ自動保存されるため、LANパーティやオフライン大会でも改めて設定を行う必要がありません。大会やイベントに積極的に参加する方にオススメです。
Logicool G-HUB(Logicool)
Logicool G-HUBは、Logicoolのゲーミングデバイスを設定やカスタマイズが可能なソフトウェアです。ドラッグ&ドロップで操作割当設定ができるなど、簡単操作でマウスの設定ができます。2019年以降に販売されているデバイスではインストールが必須となりました。
また、2019年以前に発売されたデバイスもG-HUBに対応しています。旧バージョンのLogicool ゲーミングソフトウェアをインストールしている方は最新版のこちらをインストールしておきましょう。
マウスとマウスパッドの相性
ゲーミングマウスを使用する際は下にゲーミングマウスパッドを敷くことになると思います。このゲーミングマウスパッドとゲーミングマウスの間には相性があり、相性が悪い組み合わせで使用してしまうと、マウスカーソルが飛んでしまうなどの不具合の原因になってしまいます。
マウスパッド専門メーカーでは、公式サイトで相性を公表しているところもあるので確認してみましょう。「相性なんて良く分からない!」という場合は、マウスとマウスパッドのメーカーを揃えるのが無難でしょう。
長時間使用には流行りの「軽量ゲーミングマウス」
Finalmouseの登場から現在ゲーミングマウス業界で流行しているのが「軽量ゲーミングマウス」です。軽量ゲーミングマウスとはその名の通り、約80gを下回る非常に軽いゲーミングマウスを示します。最も軽いものでは、50gをも下回る「超軽量ゲーミングマウス」も登場しています。マウス本体にハニカム状の穴を開けたり、内部構造の見直しなどで軽量化を実現しています。
軽量マウスは手首への負荷が少ないため、長時間ゲームをプレイしても疲れづらいというメリットがあります。フォートナイトを中心に、プロゲーマーでも多くのプレイヤーが使用している人気マウスが続々と登場しています。
おすすめ有線ゲーミングマウス人気ランキング5選
Endgame Gear XM1(White)
商品名 | Endgame Gear XM1 |
形状 | 左右対称 |
重さ | 70g |
センサー | PMW3389 |
DPI | 50~16,000DPI |
ポーリングレート | 250、500、1000Hz |
XM1はドイツの新興ゲーミングブランド「Endgame Gear」から発売されているゲーミングマウスです。SteelseriesのSensei、Kana、Kinzuなどの名作マウスを手掛けた「Johnny R」という元プロゲーマーが開発に携わっています。そのような「ゲーミングマウスの巨匠」が携わってるだけあり、かなりのハイスペックマウスとなっています。左右対称ながらあらゆる持ち方に対応し、手にフィットしやすい設計になっています。
センサーも非常に優秀で、クリック感も程よくとても快適にゲームをプレイできます。光るなどのゲームには不要な要素は省き、ゲーム性能に特化した「真のゲーミングマウス」と言えるでしょう。何もかもが高性能ながら、値段も7,000円程度と特別高くない点も良いですね。画像以外の物に黒色のモデルもありますが、黒色は旧式ですので「白色のモデル」をオススメしています。
筆者が現在愛用しているゲーミングマウスでもあります。搭載している最新センサー、PMW3389は1000Hz動作時に問題を抱えているため、500Hzに設定して使用しましょう。
BenQ ZOWIE EC2
商品名 | BenQ ZOWIE EC2 |
形状 | 左右非対称 |
重さ | 90g |
センサー | PMW3360 |
DPI | 400、800、1600、3200DPI |
ポーリングレート | 125、500、1000Hz |
ZOWIE EC2は世界一人気のFPS、CS:GOのプロプレイヤーの使用率ナンバーワンを誇るゲーミングマウスです。左右非対称マウスのため、かぶせ持ちに適しております。重量は90gと少々重く、素早い操作よりは細かい操作に向いています。そのため、CS:GOやVALORANTのような精密なエイムが求められるゲームと相性が良いです。
逆に、フォートナイトのような素早い操作が求められるゲームには不向きと言えるでしょう。手が大きい方は、LサイズのZOWIE EC1マウスも検討してみましょう。
Finalmouse Ultralight 2 Cape Town
商品名 | Finalmouse Ultralight 2 |
形状 | 左右対称 |
重さ | 47g ※世界最軽量 |
センサー | PMW3360 |
DPI | 400、800、1600、3200DPI |
ポーリングレート | 500Hz |
Finalmouse Ultralight 2 Cape Townは、超軽量マウスの先駆けとなったFinalmouseシリーズの最新作です。他のFinalmouseシリーズのマウスと同様に、ハニカム構造と圧倒的な軽さが特徴です。47gという世界最軽量の軽さを実現し、ワイヤレスマウス並みかそれ以上に軽快な操作が可能です。マウスのサイズもかなり小さく、つかみ持ち・つまみ持ちに適しています。
しかし、あまりにも軽く小さすぎるため、手が大きい人には少々使いづらいと感じるかもしれません。女性ゲーマーなど、手が小さい方やフォートナイトなどのマウスを振り回すゲームには最適でしょう。Finalmouseは新シリーズ発売後に旧シリーズの製造を停止する傾向にあります。魅力的なマウスを見つけた際は、品切れ前に手に入れておきましょう。
Xtrfy M4
商品名 | Xtrfy M4 |
形状 | 左右非対称 |
重さ | 69g |
センサー | PMW3389 |
DPI | 400~16000DPI |
ポーリングレート | 125、500、1000Hz |
Xtrfy M4は、軽量マウスブーム初期に登場した同社ゲーミングマウスのM1の軽量化モデルです。左右非対称エルゴノミクスデザインを採用しており、かぶせ持ちに適しています。多くの軽量マウスは左右対称デザインを採用しているため、M4は左右対象デザイン好きには重宝するでしょう。軽量マウスの名に恥じず、本体重量は69gと非常に軽いです。
Finalmouse Ultralight 2のように軽すぎる事もないので、通常のゲーミングマウスからの移行もスムーズに行えます。変わり者揃いの軽量マウスでは最も素直で扱いやすいゲーミングマウスですので、軽量マウスデビューに最適でしょう。搭載している最新センサー、PMW3389は1000Hz動作時に問題を抱えているため、500Hzに設定して使用しましょう。
Razer DeathAdder V2
商品名 | Razer DeathAdder V2 |
形状 | 左右非対称 |
重さ | 82g |
センサー | FOCUS+ |
DPI | 100~20000DPI |
ポーリングレート | 125、250、500、1000Hz |
Razer DeathAdderはFPSゲーマーを中心に定番中の定番として長年愛され続けているゲーミングマウスです。そんなDeathAdderの最新版が「DeathAdder V2」です。DeathAdderおなじみの左右非対称・エルゴノミクスデザインはそのままに、82gまで軽量化。サイズは少々大きめなため、かぶせ持ちに適しています。
世界最先端センサーの1つである独自センサー「Razer FOCUS+」を搭載。従来のハイエンドセンサーである「PMW3389」をあらゆる点で上回っています。有線ゲーミングマウスでセンサー性能を重視するのであればDeathAdder V2一択と言っても良いでしょう。
Logicool G300Sr
商品名 | G300Sr |
形状 | 左右対称 ※左利き対応 |
重さ | 80g |
センサー | Avago A3055 |
DPI | 200~2500DPI |
ポーリングレート | 1000Hz |
G300SrはLogicoolのエントリーモデルのゲーミングマウスです。値段は3,000円程度と非常に安いですが、ゲームに必要な機能を十分に備えています。左右対称デザインかつ、ボタンは全て丈夫に設置されているため左利きの方も問題なく使用できます。センサー性能がそこそこ高く、ボタン数も多いため、FPS・TPSゲームでもMMOでも使えます。あらゆるジャンルのゲームに対応している、万能なエントリークラスのゲーミングマウスです。
重量は80g、サイズも小さめなので女性ゲーマーにもオススメです。筆者はG300Srの旧モデルであるG300でゲーミングマウスデビューしました。
おすすめ無線ゲーミングマウス人気ランキング5選
Logicool G PRO Wireless
商品名 | Logicool G PRO Wireless |
形状 | 左右対称 |
重さ | 80g |
センサー | HERO 16K |
DPI | 100~16000DPI |
ポーリングレート | 125、250、500、1000Hz |
バッテリー駆動時間 | 最長60時間 |
Logicool G PRO Wirelessは現在、国内で最も人気が高いゲーミングマウスと言えるでしょう。特に、フォートナイトプレイヤーの間では絶大な人気を誇っているようです。多くのプロゲーマーや有名ストリーマーが愛用している事でも有名です。
左右対称マウスながら様々な持ち方に対応し、手にフィットしやすい設計になっています。ワイヤレスながら全く遅延を感じること無く、多くのプロゲーマーも大会で使用しているゲーミングマウスです。重量も80gとワイヤレスマウスとしては軽いのも特徴的です。値段は高めですが、軽くて遅延の無いワイヤレスマウスを求めている方には最高のゲーミングマウスでしょう。無線のゲーミングマウスを検討する場合は、まずはG PRO Wirelessから検討してみましょう。
Logicool G703h
商品名 | Logicool G703h |
形状 | 左右非対称 |
重さ | 95g |
センサー | HERO 16K |
DPI | 100~16000DPI |
ポーリングレート | 125、250、500、1000Hz |
バッテリー駆動時間 | 最長60時間 |
Logicool G703hはG PRO Wirelessと同じく人気が高い無線のゲーミングマウスです。商品名末の(h)は、Logicoolの最新センサー「HERO 16k」を搭載していることを示します。(h)が付いていない「G703」は旧モデルですので、誤って購入しないように注意しましょう。
サイズは少々大きく、重さも95gと有線マウスに比べれば重いため、かぶせ持ちに適しています。G PRO Wirelessと同等センサーを搭載しながら、価格は約10,000円に抑えられており、非常にコスパが高い無線ゲーミングマウスと言えるでしょう。
Logicool G G304 LIGHTSPEED
商品名 | Logicool G304h |
形状 | 左右対称 |
重さ | 99g ※電池込み |
センサー | HERO 12K |
DPI | 200~12000DPI |
ポーリングレート | 125、250、500、1000Hz |
バッテリー駆動時間 | 約250時間 ※単三電池1本 |
Logicool G703hは非常にコスパが高い無線のゲーミングマウスです。G PRO WirelessやG703hのような充電式ではなく、単三電池1本で動作します。左右対称かつ小型なマウスなため、つかみ持ち・つまみ持ちに適しています。G PRO Wirelessと同等のHEROセンサーを搭載し、非常に高いトラッキング性能を誇ります。バッテリー駆動時間は約250時間と非常に長く、一般的な無線マウスの4倍以上長持ちします。
低価格かつ性能もそこそこな無線ゲーミングマウスをお探しであれば、検討する価値は十分あると言えるでしょう。電池の重さが気になる方は、少し高額ですがG PRO Wirelessをオススメします。
Razer Viper Ultimate
商品名 | Razer Viper Ultimate |
形状 | 左右対称 |
重さ | 74g |
センサー | Focus+ |
DPI | 100~20000DPI |
ポーリングレート | 125、500、1000Hz |
バッテリー駆動時間 | 約70時間 |
Razer Viper UltimateはRazerの高性能マウス「Razer Viper」のワイヤレスモデルです。無線マウスながら、74gと軽くサイズも小さめのため、つかみ持ちやつまみ持ちに適しています。Razer独自のハイエンドセンサー「Focus+」に加え、高速無線通信「Hyperspeed」で正確で遅延の無い操作を実現しています。
バッテリー稼働時間も70時間と非常に長く、バッテリー切れを気にせずにゲームを楽しめます。性能面ではLogicool のG PRO Wirelessにも勝る、ハイエンドな無線ゲーミングマウスです。
PWNAGE Ultra Custom
商品名 | PWNAGE Ultra Custom |
形状 | 左右非対称 |
重さ | 58~73g |
センサー | PAW3335 |
DPI | 200~16000DPI |
ポーリングレート | 125、250、500、1000Hz |
バッテリー駆動時間 | 約65時間 |
PWNAGE Ultra Customは、マウスカバーやスイッチ、DPIボタンをカスタム可能なゲーミングマウスです。2019年12月にKickstarterでクラウドファンディングを成功させ、話題になりました。ZOWIE EC2を元にした左右非対称エルゴノミクスデザインを採用しており、かぶせ持ちに適しています。無線マウスながら非常に軽く、カスタム次第では最軽量で58gと驚異的な軽さを実現しています。
充電には専用のケーブルやスタンドを必要とせず、市販のUSB-Cケーブルを使用して充電が可能です。性能面ではRazer Viper UltimateやG PRO Wirelessには及びませんが、マウスのカスタムを楽しみたい方には面白いマウスです。
まとめ
ゲーミングマウスは日々進化しており、センサーの性能が高くなりつつ軽量化している傾向にあります。無線ゲーミングマウスにはまだ多くの問題が残ってはいますが、LogicoolやRazerを中心にプロレベルでも通用する無線マウスが登場しつつあります。
また、軽量化や見た目をカスタマイズできるようにする等の新たな流行も見え始めています。今後もゲーミングマウスがどのように進化して行くか、目が離せませんね。以上、ゲーミングマウスに関する解説とオススメのゲーミングマウスの紹介でした。ゲーミングマウス購入の際に参考にして下さい。