ブラック企業ホワイト企業の見分け方:就職や転職,求人で失敗しない究極の方法











主な見分け方はいくつかある。Web上の情報だけでもある程度の所まで判断する事ができる。
就職,転職系のホームページに書かれてある小技の情報だけでは見破れない部分も多々ある。小さな部分よりももっと大元を見抜いていった方が、企業の本質を理解する事ができるのだ。ここではビジネスモデルの判断を踏まえた経営者の視点から紐解いていく。

ブラック企業の見分け方

・芸術系の就職、転職における判断はビジネスモデルを調べよ!

ここで言うビジネスモデルというのはその企業がどういう仕組みでお金儲けをしているのかという部分。上場しているのかしていないのかも超重要。
上場していれば、財務状況が公開されているので売り上げと経常利益の推移とIRだけ見れば良い。そこが赤字の企業はほとんどがブラックだ。
会社四季報などややこしいので読まなくていい。株探というサイトから、気になる企業を調べて財務欄を見ると、収益の推移が素人でも分かり易くまとめてあるのだ。

逆に上場していない会社の制作業などは会社と呼べないものも多く、自主制作チームのようなものも多い。そこに就職するとなると自ら火の中に突っ込んでいく行為なのである。

上場していない会社を判断するうえで、下請けの部分をみる。下請けをどれだけやっているのかは、ホームページの主な取引先や制作物のクレジットを見れば分かる。その企業のサービスやコンテンツが魅力的で企業に直接依頼が来ているのか、どこかの仲介会社を挟んで下請けをしているだけなのか。
美術業界では広告会社やテレビ局の下請け業務がほとんどの場合は100%に近い確率でブラック企業である。そもそも大元があれだけブラックなのだから、下請けなど地獄である。ただ、大手の広告会社やテレビ局は労働の対価としてかなり高い給料が支払われる。労働時間においてはブラックだが、その分の給料はきちんと支払われるため良い仕事だ。問題はその下請けなのだ。下請けは残業代すらまともに支払われない所が多い。

下請けではなく、自社のオリジナル製品やサービスを展開している会社は比較的ホワイトな所が多い。仕事を自ら見つけられず、仲介会社を挟んだ横流しで食いつないでいる企業は自主製作チームの延長でやっている感覚なので、事前にしっかりとした下調べが必要だ。

・創業者が社長の会社(芸術,美術業界)

一般企業では創業社長の企業は長い間、経営に携わってきた敏腕も多いのだが、美術,芸術業界における創業社長は、若ければ若いほど、経営の素人がノリだけで起業しているケースが多い。自主製作感覚から抜け出せておらず、ほとんどがブラック企業である。実態は会社とも言い難く、大手企業や広告会社、テレビ局の下請け受注しかしておらず、社員を仕事の道具としか考えていない。頻繁に求人を出している会社はこういう所。そもそも実力のある社員から次々に辞めてしまうのだ。そうでなくても求人で大量に採用して、長時間労働を押し付け、耐えられなくなったら社員に自主退社を突き付けてくる。

・年中求人を出し、社員の入れ替わりが激しい企業

まずこれは基本中の基本である。社員を大量採用して使い捨てにしている所が多い。長時間の残業を押し付け、耐えられないものには自主退社を促すのである。
そのような企業は決まって甘い言葉で誘ってくる。以下のフレーズには要注意だ!

ブラック企業の求人決まり文句


・年収の振れ幅が大きい

年収350万~800万円
成果報酬型、能力次第。努力すればもっと稼げます、未経験者歓迎!など数字を大きく見せて、簡単に稼げるようなキャッチコピーで誘っている会社は高確率でブラック企業。実際には最低350万と書いておきながら、実際は350万も支払われないケースがほとんど。


・応募のハードルが低い

求人サイトの 学歴や年齢、業務経験の不問、未経験者歓迎の文字。
このように応募へのハードルがやたらと低い会社は使い捨てのアルバイト感覚でしか社員を見ておらず、人の入れ替わりが激しい。待遇や報酬が良い会社はやる気だけでは決して入れない。


・成果主義・実力主義・~主義などの曖昧な言い方

このパターンのフレーズもブラック企業に多い。具体的なスキルを求めてこないのは待遇が良くない証拠。中にはノルマを達成しないと給料が上がらないなどの制限があり、最悪減給される場合も少なくない。このような企業は、従業員にどれだけ安い金額でどれだけ働かせるかしか考えていない。

ブラック企業大賞

毎年ブラック企業大賞というものが恒例で行われている。建築業界や広告業界、放送業界が選ばれていることから、いかにこの美術業界が激務であるかという事が分かる。
リンクhttp://blackcorpaward.blogspot.jp/

芸術業界別のブラック度合い

映像昨今Web広告業界が発展し、これからは右肩上がりなので仕事だけは豊富にある。しかし給料が悪い上に激務。職の需要に対してやりたがる人の供給側が全然追い付いていない。高度な技術が求められるケースも多い

アニメ一番激務。サービス精神によって成り立っている職業。本当に尊敬する。

ゲーム会社→良くも悪くもなくといった所。儲かっている会社を選ぶべき。やりたくない部署に回される事も多い。

建築高学歴な一般大の人間の方が有利な風潮がある。美術職というよりも一般職として見られがち。就職先が企業だとそうでもないが、設計事務所になってくると、ブラック率が急上昇する。また企業でもゼネコンなどが絡んでくるとかなり厄介。

広告,マスコミとにかく給料がいい。キャリアアップを図る意識高い系の人間も多い。もちろん激務で潰しあいの世界である。最も給料が良く、最もブラックなのがこの世界。性格にもよるが、ガツガツした人間はやり易い環境だろう。

空間デザイン,ファッション比較的ブラック率は少ない。激務な期間がイベント前などと決まった期間なので、他の業種に比べてずっとブラックな訳ではない。

プロダクト系,メーカーここは建築同様、一般大の人間も多いので一般職との境目が曖昧な所になってくる。一番安定していてブラック率が少ない。大手になってくればなってくるほど福利厚生などの待遇も厚い。おすすめ

ホワイトな企業の特徴

ブラックな企業もあればホワイトな企業もある。芸術業界にもそのような企業はあるので見分けるコツを説明する。

歴史が古い会社

中にはブラックな企業もあるが、歴史の古い会社は経営体制がしっかりとしている。そもそも長い間安定した利益を生んでいるから会社が続いているわけだし、そのような会社は、長い間務めている有能な社員が多く、福利厚生もしっかりとしている。また提携先をいくつも抱えており、古くから付き合いのあるクライアントとの関係性は、会社に安定した収益を生む。社長は総じて会社に長い事務めている有能な社員が代替わりで務めているため、末端の社員がどのような仕事をしているか身をもって経験しているのである。

このような会社は少子高齢化の我々のような世代が成り上がっていくのには向いていない。年功序列の縦社会の経営になっており、高齢者の方が多いので席が既に埋まっているのである。しかし、ブラック企業のような理不尽な業務を押し付けらる事もない。独立してフリーランスでやっているクリエーターの多くがこのような古い歴史のある優良会社との関係性を持っている。このような会社が求めるものは総じて技術力の高いクリエータである。

例えば良く広告雑誌やイラスト雑誌に載っている独立系フリーランスは正にこの例で、ほとんどは広告会社出身者だ。ブラックと言えども、歴史と年功序列制度は確かなもので、つまり経営体制がしっかりした企業なのである(給料が良いので多少ブラックなのは仕方ない)上の席が詰まっているわけなので、優秀なクリエータは関係だけを作って、さっさと独立していくのだ。他にもメーカー出身者や制作プロダクション出身者のフリーランスもこの例だ。

私がまだフリーランスになりたての頃、とある古い企業に出張で2カ月ほど働いたことがあった。そこは映像系の企業であったが正直天国であった。こんな楽な仕事でこんなに給料が貰えるなら就職してーーーーと真剣に考えた。今でも関係が続いているのだから、よっぽど良い企業だったわけである。個人で経営する8倍ほどの作業効率と収益率であった。技術を磨いていくと比較的ホワイトな業務と高給になっていくのがフリーランスの良さである。また良い企業とも巡り合える率が高くなる。

上場してる?ビジネスモデルの収益体系から判断せよ

上記説明でのブラック企業の部分と対になるだけなのだが、この部分は非常に大きい。上場している場合は会社を判断するのが非常に楽なのだ。上場していれば、毎期ごとに財務状況が公開されているので売り上げと経常利益の推移とIR(株主への報告)だけ見れば良い。財務状況が安定している収益率の企業は例外もあるが、比較的ホワイトな企業が多い。
非上場の会社がホワイトかどうかを見極めるのは、先程述べた歴史の古さや、主な取引先の部分に広告会社などの仲介会社が無い事、少ない事で、制作物のクレジットなどから判断すると良い。またオリジナルコンテンツからの収益体系が明確なもの、口コミサイトの評判などから判断すると良い。

もう少し詳しく説明すると、ホワイトな会社は独自のコンテンツやビジネスモデルを確立しており、広告会社や仲介会社の仲介を挟まずに、クライアントと直に結びついて取引きをしているケースが多い

例えばこれはゲーム会社に就職した部下の話であるが、その会社は独自のオンライン上でプレイできるクレーンゲームのサービスを提供しているそうだ。それは中国やアメリカからもプレイすることができ、海外からの顧客から収益を上げることもできる。株価は30倍以上に膨らみ、財務体質も黒字だそうである。

また別のメーカーに就職した友人は、その会社はキャラクタービジネスで版権を有しており、キャラクターを介した版権ビジネスで毎年膨大な利益が舞い込んでくるといった仕組みになっているという。

広告会社はブラックと言えど、日本で最大の企業単位でのクライアントを抱え、放送業界を掌握し、無双状態である。

このようにビジネスモデルだけでも十分にブラックかホワイトかを判断できるのである。ホームページに必ず表示されている主な取引先などのクライアントの欄と制作物を見ると、どのような仕事をしているのかや、仲介業者の介入率が明確に分かるし、おおよその財務体質は上場企業であれば財務状況から把握できる。

求人依頼の少なさ

ホワイトな企業の多くは新卒採用で定期的に募集が多い。中途採用は条件が厳し目で、優秀な人材のみ常時受け付けというパターンが最近の主流。実績のある人間はどこの企業も欲しいのである。新卒の採用基準はある程度の学歴で足切りし、そこから優秀な学生をとるという一般的なものである。

ホワイト企業の求人が少ないのは、そもそもホワイト企業は社内環境や給料待遇が良く、福利厚生も整っているので、やめようとする人間がほとんどいない。 新卒の定期的な募集をしており、中途の採用を派手に行っていない会社はホワイトである可能性が高い。

まとめ

ブラック企業の体質を理解することはホワイト企業を見つける上でも役に立つ。特に上場、非上場、IR、財務における売り上げと経常利益の推移、クライアントの質の見分け方、歴史やビジネスモデルの理解などの見方は、他のサイトにはあまり書かれていないことなので、しっかりと頭に入れて置いた方が良い。また時間があれば有用な転職サイトや財務状況の詳しい読み解き方もまとめるので、拝見していただきたい。














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